【吉祥寺・久我山】アサーティブフィットネス、パーソナルトレーナーの小森祐史です。
前回の記事では「行動を起こすには5つの段階」があることをお伝えしました。
ダイエットに対して関心はあっても、準備ができていなければ人は行動を起こすことがありません。
こちらから強く注意したり、勧告しても行動を変えることはないのです。
その理由は「ダイエットは難しいし続けられるかわからない、そこまで重要でないかもしれない」と、いろいろな考えが頭の中で巡っているからです。
そこで今回の記事では、『関心期』から『準備期』に行動を変化するためのテクニックを紹介します。
「ダイエットは始めたいけど難しい・・・」
そんな方が身近にいたら、ぜひサポートしてほしいと思います。
・身近にダイエットを始めてほしい人がいる
・ダイエットを始めようと思うがなかなか踏ん切りがつかない
方はぜひお読みください。
まずは話を聴く
『関心期』の人にとって何が障害になっているのか、どんな迷いがあるのか?
話を聞かなければ何もわかりません。
そこで最初はゆっくりと話せる時間を作ります。
10~30分ほど。
わざわざ時間をつくるより日常の会話の中で話を聞けるといいでしょう。
ダイエットの話題が出たら、相槌(あいずち)とうなずきを入れながら話を聞きます。
ここでは具体的なアドバイスではなく、ただ話を聞いてあげましょう。
話を聞くことに集中する作業を「傾聴」といいます。
人は話を聴いてほしい生き物。
そのうちご本人から悩みが出てきます。
話を評価しない
話を続けるうえでのポイントは、「話の内容を評価しないこと」
今の生活を変えるのも変えないのもご本人の意志です。
行動を変えないから「ダメな人」「優柔不断な人」というわけではありません。
『関心期』の人はダイエットに対して高いハードルを感じています。
行動を変えようと思ってもなかなか変えられないのです。
ここでは焦らずにただ「話を聴く」ことに集中してください。
繰り返しになりますがアドバイスはしないように。
集中力を考えると、話を聴くのは30分が限界です。
それ以上長くなりそうな時は別の日に改めます。
準備ができると人は変わる
話を何度か続けていくと、明らかに以前と違うと感じることがあります。
ポジティブなことを口にするようになり、”行動を変える”ことを宣言したら『準備期』に入ったと考えていいでしょう。
その人はダイエットを始めるために行動を変えようとしているので、アドバイスをしても大丈夫です。
ご本人から求められることもあります。
ここまで来たら具体的な行動を決めるために話し合いを始めましょう。
私の経験上、『準備期』の人は声や表情が以前より明るくなります。
『準備期』に入ったかどうかは、そこで判断してもいいかもしれません。
ダイエットの3種の神器、筋力トレーニング・有酸素運動・食生活の改善
「準備期」では具体的な行動を決めていきますが、ダイエットに必要なことはたった3つしかありません。
それは「筋力トレーニング」「有酸素運動」「食生活の改善」です。
基本的にこの3つ以外に必要なことはありません。
特別なサプリメントをとったり体を揉んだりする必要はないのです。
できれば3つとも並行して行っていただきたいですが
①筋力トレーニング+食生活の改善
②有酸素運動+食生活の改善
でも体形は変わってきます。
詳しいトレーニング方法・食事方法はこちらのページをご覧ください。
■筋力トレーニング
■有酸素運動
■食生活の改善
具体的な行動が決まったら、あとはダイエットを始めるだけ。
継続するためのトレーニング種目の選び方や、サボった時の対応方法については次回の記事でお伝えします。