湖の上を走る女性

【吉祥寺・久我山】アサーティブフィットネス、パーソナルトレーナーの小森祐史です。

『ダイエットしたい人をサポートする』このシリーズも最終回です。

行動が変わればダイエットはうまくいく①

行動が変わればダイエットはうまくいく②

ここまではダイエットに関心を持ってから行動を起こすまでの流れを紹介しました。
では、実際にその行動を続けてもらうためにはどんなサポートが必要なのでしょうか?

今回の記事では『実行期』の方のダイエットを継続させる技術をお伝えします。

・せっかく始めたダイエットを続けさせたい
・三日坊主でいつもダイエットが続かない

方におすすめです。

 

できるかできないかの行動を選ぶ

ハードルを飛び越える男性

ダイエットをすると決意し、『実行期』に入った皆さん。
その行動を続けるために守ってほしいことが一つあります。

それは「50%くらいの確率でできる方法」を選ぶこと。

実はあまり簡単すぎるダイエット法は続きません。
人間の心理として、「できるかできないか」くらいのハードルの方が達成感を感じます。

例えば、

①20分のランニング 毎日 0% まったくできない
②20分のランニング 週3回 50% できるかもしれないし、できないかもしれない
③20分のランニング 週1回 100% 絶対できる

この中で選ぶべきは②の週3回20分のランニングです。

例としてランニングを出しましたが、筋力トレーニングや食生活の改善でも同じです。

サポートする側は、その方にとって「できる見込みが50%」の方法を選んでもらようようにしてください。
できるかできないかの行動を達成すると、自己効力感(セルフエフィカシー)が強くなりダイエットを続けたくなります

 

セルフエフィカシーを高める4つの方法

MOTIVATIONの文字

セルフエフィカシーとは、ある行動に対する「自信」や「見込み感」です。

自分が取り組もうとしている方法に自信がある人ほど、努力することをいとわなくなります。
その結果、ダイエットが継続するので結果的に成功するというわけです。

ここでは、セルフエフィカシーを意図的に高める4つの方法を紹介します。

①成功体験を繰り返す
上述した通り、自分で決めた課題をクリアすると自己効力感が高まります。
筋力トレーニング・有酸素運動・食生活の改善。
まずは一つ「できる見込みが50%」の方法を選びましょう。

②能力が近い人の成功を見る
自分と能力が近い人(性別・年齢・生活スタイル)の成功をみると、「自分にもできる」という見込みが出てきます。
周囲にそういう人がいない時はSNSで自分と近い能力の人を探すといいでしょう。

「あの人ができたから私にも!!」と思えるはずです。

③周囲の人に認められる
周囲の人に認められると人はやる気が出てきます。
特に尊敬する人に認められるとその嬉しさはひと一倍です。

ポイントは「結果ではなく努力を認めてもらうこと」。
努力を認めてもらえると、結果が出なかった時も失敗感が少なくなります。
みなさんが大事な人をサポートする時は、その方の「努力」を普段から褒めてください。

④身体の変化に気がつく
ダイエットをしていると、体重や体脂肪率以外にも何かしらの変化が出てきます。
その変化を記録しておくとやる気は維持できます。
記録しておくべきは

ウェスト
体重
体脂肪率
肌ツヤ
お腹を触ったときの硬さ(内臓脂肪が減ると柔らかくなります)
目覚めの良さ
日中の疲労感

など。
これらを記録しておくと、自分が一歩づつ前進しているという実感が持てます。

 

サボるのは当たり前

NEVER GIVE UPの文字と女性

ここまで『無関心期』→『関心期』→『準備期』→『実行期』と行動を変化させてきましたが、せっかく『実行期』に入ってもサボることはあります。

しかしそれは当然のことで、世の中に一度もサボらない人はいません。

ダイエットは「サボる」→ 「行動する」 → 「サボる」

ということを繰り返しながら成功に近づいているのです。

ダイエットは50m走ではなくマラソンです。
途中で水分を補給をしたり、ペースを落としたり、無理のない方法で走った人がゴールのテープを切っています。

もし、サボったことで落ち込んでいたら「また明日から頑張ろう」と声をかけてあげてください。

大切な人が頑張っている姿を見ると自分も嬉しいものですよ。

 

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