赤と白のカレンダー

【吉祥寺・久我山】アサーティブフィットネス、パーソナルトレーナーの小森祐史です。

「運動嫌いのためのダイエットの始め方」を紹介するシリーズ第三回はダイエットに必要な期間を考えます。

運動嫌いのためのダイエットの始め方②(数値目標の立て方)

前回は数値目標を立てましたが、目標によってダイエットの期間は変わります。
目標が高ければ年単位かかる場合もありますし、それほど高い目標でなければ数か月で満足できるレベルまで引き締められます。

では実際に自分に当てはめた場合どれくらいの期間が必要なのか?
ぜひ参考にしてください。

 

無理のない体重の落とし方は

砂時計の上に座る男性

アメリカスポーツ医学会(ACSM)では減量目標を『最大でも1週当たり1㎏』とし、日本肥満学会では『BMIが25以上の場合は3~6カ月で現在の体重から3%以上。BMIが35以上の場合は5~10%減量すること』をガイドラインで定めています。

つまり、1か月で0.5~4㎏くらいが無理のない体重の落とし方ということになります。
皆さんの目標体重とこのガイドラインを照らし合わせて期間を設定してみてください。

ちなみに私の経験からお話しすると男性なら1か月で2kg女性なら1か月で1㎏を目標にすると体調を崩さずにダイエットができていました。

 

目標設定が高過ぎると挫折しやすい

階段の頂上にある優勝カップとそれを目指して駆け上がる男性

中には「1か月で10㎏痩せる」などもっと速いペースで落としたい方もいると思います。
短期間で劇的に痩せることを謳ったサービスを見て、そのようにお考えなのかもしれません。

もちろんその方法で成果を出して、現在も体型を維持している方はいます。

しかし全体からみたら少数の方に限られます。
ほとんどの方は期待していたほど成果を出せませんでした。

明らかに高すぎる目標設定は挫折の原因です。

成果を出して、それを継続したい方は『セルフエフィカシーの尺度』を利用すると良いでしょう。

セルフエフィカシーとは自己効力感、つまり“できる見込み”のことです。
自己効力感を高めるには「できるできないか」の50%の目標を立てることが大切です。

例えば

「1カ月で8㎏痩せる」“できる見込み”0%
→「1か月で3㎏痩せる」“できる見込み”50%

「3か月で服のサイズをL→Sにする」“できる見込み”0% 
→「3か月で服のサイズをL→Mにする」“できる見込み”50%

このように目標を現実的な数値に落とし込むとダイエットは継続し、成果が出てきます。
目標設定をいつも高くしがちな方は参考にしてください。

次回はどのような環境でダイエットを始めるかを一緒に考えましょう。

運動嫌いのためのダイエットの始め方④(環境の選び方)

 

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