英字の新聞と透明な地球

この記事を書いているのは2020年3月1日
 
2019年11月下旬に発生した新型コロナウィルスの感染拡大は終わる気配が見えていません。

WHO(世界保険機関)も感染症のリスク評価を「高い」から「非常に高い」に引き上げました。

私の記憶では「SARS」「エボラ出血熱」と同じくらい連日ニュースで報道されています。

千葉のフィットネスクラブで感染者が出たことから、パーソナルトレーナーも活動を縮小しています。
私もエニタイムフィットネス千歳烏山・西荻窪店での指導をしばらくお休みすることにしました。

私自身不安ですが、小さいお子さんを抱えているご家庭はもっと不安だと思いますし、亡くなった方がいることを考えると運動指導を休止したことに後悔はありません。
その分、文章や動画で健康情報をお伝えしていきます。

今回は「免疫力があがる運動法」を記事にまとめました。

この記事は

・運動で免疫力を上げたい
・かぜをひかない体になりたい

方におすすめです。

 

そもそも免疫とは

獲得免疫、自然免疫の文字と丸や雲のイラスト

免疫とは体内に入り込んだ異物を排除するシステムです。

このシステムがあるおかげで、私たちは簡単に病気になることがありません。

免疫には自然免疫獲得免疫があります。

自然免疫とは、体に重大な被害をもたらす前に異物を発見、排除し、病原体が体内で増殖する前に対処するシステム。
マクロファージや好中球といった白血球の一種がそれにあたります。

一方、獲得免疫は細胞や血液中に入り込んだ病原体など、自然免疫では対処しきれない場合に働きます。
リンパ球の中のT細胞 NK細胞が代表的です。

マクロファージや好中球は体に入る前に異物を捕食しますが、その時に指令を出すのはT細胞。
またT細胞自体も病原体を排除する作用を持っています。

そしてNK細胞はがん細胞の排除に重要な役割を果たしています。

つまり、免疫システムの中の「好中球」「マクロファージ」「T細胞」「NK細胞」といった細胞が増えれば、「免疫力が高い」といえます。

 

免疫力を上げるのは「きつい」ではなく「ややきつい」運動

白いスニーカーとグレーパンツを身に着けた人
 

運動で免疫力をあげることは可能です。

血液中の「好中球」「マクロファージ」「T細胞」「NK細胞」は運動することで増加しますので、運動習慣があると感染症に強く、年を重ねても高い免疫力を保つことができます。

適度に運動習慣がある高齢の女性は、風邪をひきにくかった、という研究結果があることからも「運動」が免疫システムに良い影響があるのは間違いありません。

ただし、ここで注意しなければいけないのは「運動の強度」。
マラソンのような「長時間の激しい運動」は、NK細胞やT細胞の働きが弱くなります。

免疫力を上げるのは「きつい」ではなく「ややきつい」運動。

30~60分ほどの運動を週3~4回続けるといいでしょう。
キビキビウォークやランニングのような「やや息がはずむ」運動は、手軽に始められることからもおすすめです。

 

 

免疫力をあげるなら「食べる」ことも「やすむ」ことも大事

窓際でくつろぐ赤いニットを着た白人女性
 

ここまで運動の話ばかりになりましたが、免疫力を上げるなら他にも大事なことがあります。
「長時間の激しい運動」が免疫が落ちる原因なら、疲労が関係していることは間違いありません。

疲労回復には「十分な睡眠時間」と「バランスのいい食事」が一番。
生活習慣を整えることはダイエットだけでなく健康全般に役立ちます。

色々な事情で仕事がお休みになってしまった方は、ぜひこの機会にご自身の生活習慣を見直してください。
復帰した時のご自身のパフォーマンスにきっと驚きますよ!

 

参照
特定非営利活動法人 日本免疫学会(https://www.jsi-men-eki.org/
日本運動免疫学研究会(http://www.waseda.jp/assoc-JSEI/index.html
運動と免疫 鈴木克彦(https://www.jstage.jst.go.jp/article/jcam/1/1/1_1_31/_pdf