久我山・吉祥寺の『運動が嫌いな40代女性』専門パーソナルトレーナー 小森祐史です。

 

認知症が原因と思われる交通事故、という悲しいニュースを見ました。

 

高齢者運転でまた悲劇 「生活の足」…進まぬ免許返納

 

被害者が亡くなったこともありテレビやラジオで大きく報道されていましたが、このような事故は報道されないだけでかなり多いのではないかと思います。

認知症による交通事故は防げないことなのでしょうか?

 

 

認知症は国民病

厚生労働省の発表では認知症の人は約462万人(2012年)。

 

これは65歳以上の高齢者のうち15%であり、前段階である軽度認知障害(MCI)も合わせると、65歳以上の4人に1人が認知症とその“予備軍”であることがわかっています。

 

さらに2025年には認知症患者は700万人になるといわれています。
これは2012年の約1.5倍であり、65歳以上の3人に1人が認知症患者とその予備軍です。

 

超高齢化社会を迎える日本で認知症はもはや他人事ではなく、国民病。
自分が認知症にならないという保証はどこにもないので、一人一人が自分のことと考える必要があります。

 

 

認知症予防にウォーキング

 

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では、認知症の予防に効果的なことは何なのでしょうか?

 

それは「運動」です。

特に下半身を使った運動は脳の「海馬」を刺激することがわかっています。

 

ある実験ではウォーキングをしたグループの方が、ストレッチをしたグループより海馬が大きくなっていたことがわかっています。

 

「海馬」は情報の整理や記憶を司る場所で、年を取ると委縮することがわかっています。

 

海馬の委縮は認知症の原因の1つ。

つまり、海馬の委縮を防ぐウォーキングは認知症予防に効果的であるといえます。

 

また、ウォーキングは内臓脂肪を減らす効果もあります。
ウォーキングは肥満や生活習慣病の予防に加えて、認知症も予防できる手軽な運動といえるでしょう。

 

 

病気は予防するという考え方

 

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色々な意見があると思いますが、生活に車が欠かせない人やドライブが趣味という人から「運転」を奪ってしまうことはやや乱暴だなと感じます。

 

「生きがいを奪われる」「できていたことができなくなる」ということがどれだけその人にとって、ショックなことか・・・

 

その前にできることはたくさんあります。
運動は万能の薬です。

是非、高齢者でない方も積極的に歩いて、生涯健康でいましょう!

 

先日の事故はパーソナルトレーナーとしてとても考えることが多い出来事でした。

 

今回は本来のダイエットのテーマからは離れてしまいまいましたが、
「病気は予防するもの」という考え方が少しでも広まれば嬉しいです!