【吉祥寺・久我山】アサーティブフィットネス、パーソナルトレーナーの小森祐史です。
前回の記事では、「動因(欲求や願望)と誘因(動因を叶える方法や手段)が合致した時に人は行動を起こす」という「やる気の仕組み」をお話ししました。
ダイエットの肝は運動を継続すること。
運動を継続させるなら、どうしたら「やる気」が出るのか理解しておく必要があるでしょう。
この記事では前回に引き続き、ダイエットで成果を出す「やる気の仕組み」を解説していきます。
動因を具体的にする
前回の記事でもお伝えしましたが、動因は具体的にする必要があります。
というのは、動因が大きすぎると具体的な誘因が見つからないし、いつまでにその動因を達成したいか分からないからです。
例えば「痩せたい」だけでは、どんな運動や食事が必要なのかはわかりません。
ダイエットの出だしでつまづいてしまうので、動因は具体的にする必要があるのです。
ここでは動因を具体的にするポイントをお伝えします。
動因を具体的にする時は、『なぜ、その動因なのか?』を考えましょう。
そうすると自分でも意識していなかった動因が見つかります。
痩せたいと思っていた理由が「3か月後、10年ぶりに同級生に会うので同じ体型で会いたい」であるならば、『10年前の写真をトレーナーに見せて、パーソナルトレーニングで体を作り直す』という誘因が見つかります。
期日がもっと先ならば、「動画や本を見て自分で運動を始める」や「ジムに通う」も誘因になるでしょう。
このように『なぜその動因なのか?』を意識して、具体的な言葉にしてください。
そうすると、自分に必要な誘因がわかってきます。
動因に優先順位をつける
動因が具体的になったら順位づけをします。
動因は1つや2つではありません。
10、20とたくさん出てきます。
ですが、時間や能力の問題で全ての動因を同時に叶えることは不可能です。
なので動因には優先順位をつけましょう。
①膝周りの痛みを取りたい
②体重を落としたい
③1km先にあるスーパーに行っても疲れない体になりたい
仮に今あなたの動因がこの順番ならば、「まずは病院で膝の状態を見てもらい、次に運動や食事の見直しを始める。
そして最後は息をあげる有酸素運動を始めて、歩けるだけの体力をつけていく」という見通しが立ちます。
このように順番つけることで無理のない計画が立てられ、その動因は早く叶えられるのです。
動因を見直す
動因は定期的に見直しましょう。
動因の順番や内容は日々変わります。
例えば、あるお客様は「ウェストを10cm落としたい」という動因が、ある日「足腰を鍛えてマラソンに挑戦したい」に変わったことがあります。
このように自分の動因はいつ、どう変わるか全く予想できません。
動因が変わったことに気づかないでいると、時間や労力を無駄にしてしまうことがあります。
自分はどうしたいのか?
1ヶ月に1度は自分に問いかけるようにしてください。
ダイエットのやる気をオンにする『動因』というスイッチ
ダイエットを成功させるポイントは運動を継続すること。
そして、その「やる気」をオンにするスイッチは動因です。
あなたは今どんな体になりたいですか?
自分の動因をぜひじっくり考えてみてください。
何か新しく始めることはとても勇気がいりますが、ぜひチャレンジを!
その勇気、挑戦を私は応援し続けます。
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