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西荻窪・千歳烏山のお腹痩せダイエット専門パーソナルトレーナー 小森祐史です。
「うちの主人、お腹が出ているのにいつまでもダイエット始めないのよ」
「健康診断の数値を気にしているくせに・・・」
奥様の切実な言葉をパーソナルトレーニングの時によく聞きます。
確かに大切な人が不健康だと心配ですよね。
ダイエットする必要があるのに、なかなか腰を上げない。
そういうご家族はかなりいらっしゃるのではないでしょうか。
そんな時に強い口調で忠告しても逆効果です。
では、どうすれば腰が重い人にダイエットを始めてもらえるのか?
そもそも健康のことを気にしているのに、どうして運動を始めないのか?
この記事では、「ご主人のダイエットを本気にさせる5つのステージモデル」をお伝えします。
このようなことでお悩みの方におススメです。
・ご家族にダイエットを始めてほしい方
・健康診断でチェックがついたのにいつまでも運動を始めない方
ダイエットを始める5つのステージ
厚生労働省 e-ヘルスネットより
人が行動を起こすには5つのステージがあります。
①無関心期・・・行動を変えようと思っていない
②関心期・・・行動を変えようと思っている
③準備期・・・行動を変える準備ができている
④実行期・・・行動を変える
⑤維持期・・・行動を変えてから6か月以上経過している
この①~⑤を「行動変容ステージ」と呼び、禁煙をする際にこのモデルが良く使われます。
ひとつでも先に進むには、その人が今どのステージにいるかを把握し、それぞれのステージに合わせて働きかけます。
つまり、ご主人にダイエットを始めてほしい場合は、今どのステージにいるのかを理解してから行動する必要があります。
「無関心期」の場合
この段階ではご主人はダイエットを始めようと思っていません。
健康のためにダイエットしなければいけないことを、何かしらの形で伝える必要があります。
例えば、
・一緒に健康番組を見る
・ダイエット本を家に置いておく
・お知り合いがダイエットを始めたことを知らせる
など、本人に興味をもってもらう行動を起こします。
まだ、ダイエットを始めることに興味がないので
「ダイエットしたら・・・」
「健康診断の数値が良くなかったんじゃないの?」
という言葉は使わないようにしましょう。
「関心期」の場合
関心期の人はダイエットに興味がありますが、具体的な行動方法がわかりません。
そこで
・ダイエット方法がのっているサイトを教える
・同じ年代の友人のダイエット成功体験を伝える
・パーソナルトレーナーを探す
など行動を起こす方法を提案してあげましょう。
健康のことを気にしているのにダイエットを始めない人は、このステージにいます。
「準備期」の場合
何らかの形で「ダイエットすることを決意」したら、その人は行動を変える準備ができています。
ご家族でご主人の行動を後押ししてあげましょう。
具体的には
・一緒に運動することを提案する
・健康的な食事を作ってあげることを提案する
・パーソナルトレーニングの費用を負担する
など、ダイエットのハードルを下げてあげることが、ここでは大切です。
「実行期」「維持期」の場合
実行期に入ったら、その行動を6か月以上続けられるようにサポートしましょう。
食事の内容を自ら変えたり、自主的に運動を始める。
少しでも行動に変化があれば、肯定的な態度で接してあげます。
「最近はご飯をおかわりしなくなったね。」
「首周りが少しすっきりしたんじゃない?」
など、小さな変化にも気づいてあげると本人のやる気につながります。
もちろんその時に嘘はつかないようにしてくださいね。
変わったことだけ声をかけてあげてください。
生活習慣や体型の変化をご自身で実感できたら、ほとんどダイエットは成功したようなものです。
サボってしまった時は
ですが人間はサボる生き物です。
実行期に入っても元の生活に戻ってしまうことはもちろんあります。
その時は本人がまた行動を起こすまで見守ってあげましょう。
実行期に入ったらダイエットの必要性は皆さん理解しています。
もしサボってしまっても、1年のうち120日ダイエットが続けば体は変わりますから、じっくりと気長に応援してあげてください!