久我山・吉祥寺の『運動が嫌いな40代女性』専門パーソナルトレーナー 小森祐史です。
ダイエットの鬼門であるお腹周りの改善。
普段からよく運動しているのにお腹周りが変わらない場合、方法に問題があるかもしれません。
今回ご紹介するのは、「効果のない」お腹瘦せ運動です。
普段、何気なく運動をしていませんか?
「いくら運動しても痩せない」という方に多いのが 、「食事内容に偏りがある」「ダイエットに効果のない運動をしている」の2つです。
そこで、今回は間違った公式(運動方法)を伝えながら、お腹瘦せに必要な運動をお伝えします。
「体幹トレーニング」はお腹瘦せに効果なし
フィットネスクラブに行くと、写真のような運動をされている方をよく見かけます。
この「体幹トレーニング」と呼ばれる運動では腹筋群を鍛えています。
体幹トレーニングの本では腹筋群(腹直筋・外腹斜筋・内腹斜筋・腹横筋)の鍛え方と、そのダイエット効果を解説していますが、実は腹筋群はいくら鍛えても脂肪燃焼効果はあまり期待できません。
というのは体脂肪が燃えるほど代謝を上げるには、下半身などの大きな筋肉を鍛える必要があるからです。
一方、腹筋群はとても小さな筋肉です。
ですので、腹筋群を鍛えて代謝を上げることはとても効率が悪いことになります。
たとえ話になりますが今、あなたの目の前に大きな油の塊(脂肪)があったとします。
この油の塊を溶かすために、ガスコンロとマッチ棒があります。
ガスコンロは大きな筋肉 、マッチ棒は小さな筋肉のことです。
あなたなら脂肪を燃やすためにどっちの道具で火をつけるでしょうか?
もちろん、正解はガスコンロ(大きな筋肉)です。
特に腰から下の筋肉は全身の7割を占めていて、「立つ」「歩く」「走る」という動作で普段からよく使います。
下半身の筋肉を鍛えない理由はありません。
体幹トレーニングの本当の目的は「姿勢の改善」と「運動中のパフォーマンス」を上げることにあります。
もしダイエット目的で体幹トレーニングを行っているなら、 「ランニング」「スクワット」「階段上り」など下半身を鍛える運動に変えましょう。
「お腹瘦せ」という問題を解くにはただ、運動をすればいいのではなく公式があります。
間違った公式を使っていては計算は解けません。
今回の記事を読んで、是非、正しい公式(運動方法)を覚えてください。
そして、「お腹瘦せ」という目の前にある問題を解いていきましょう。