【久我山・吉祥寺ダイエット】ペットボトルと椅子があれば自宅でダイエットできる
久我山・吉祥寺の『運動が嫌いな40代女性』専門パーソナルトレーナー 小森祐史です。
年を重ねると、体に様々な変化が出てきますが特に目立つのがお腹周りです。
「お腹を凹ませたい」というご相談は特に40代以上の方から多くいただく印象があります。
ダイエットに欠かせないトレーニングも方法を間違えるとほとんど効果がなく、時間や労力の無駄になってしまうことがあります。
もし一生懸命運動しているのにお腹が凹まなければ、今のトレーニングは間違っているかもしれません。
思い当たる節があれば、ぜひこの記事を読んでいただきたいと思います。
お腹を凹ませる仕組みとそのトレーニング法をこの先で解説しましょう。
この記事は
・いくら腹筋をしてもお腹が凹まない
・すこしきつくても短時間のトレーニングでダイエットしたい
方におすすめです。
腹筋を鍛えてもお腹は凹まない
お腹が出てしまうのは腹筋が弱いからではありません。
「腹筋を鍛えればお腹は凹む」という考え方は間違いです。
お腹が出てしまうのは運動不足と食べ過ぎが原因。
運動や日常生活での消費エネルギーを飲食による摂取エネルギーが上回ると、お腹に脂肪がついてきます。
つまり消費エネルギーが摂取エネルギーを上回れば、お腹の脂肪は落ちてくるわけです。
もう少し詳しく解説しましょう。
脂肪には2種類あります。
一つは皮下脂肪、筋肉の上に覆いかぶさっている脂肪でこちらは見た目でわかります。
もう一つの内臓脂肪は、その名の通り内臓周りにつく脂肪で直接目で見ることができません。
位置関係としては内臓の周りに内臓脂肪がつき、その上に筋肉、さらにその上に皮下脂肪がつく形になります。
内臓脂肪が多くなるとお腹のでっぱりが目立ちますが、さらに筋肉の上に皮下脂肪が乗ると、お腹の厚みはどんどん増してしまいます。
このイラストを見ていただければわかりますが、腹筋を鍛えても皮下脂肪と内臓脂肪がなくなるわけではありません。
さきほども書いた通り脂肪を燃やすには消費エネルギーを増やすしかないのです。
腹筋を鍛えれば運動量は増えますが、腹筋は小さな筋肉なので、鍛えても脂肪が燃えるほど消費エネルギーが多いわけではありません。
たとえ皮下脂肪が減ったとしても、内臓脂肪がついたままお腹が割れたような状態になります。
ペットボトルと椅子があれば自宅でダイエットできる
では、内臓脂肪も皮下脂肪も落ちるほど消費エネルギーを増やすにはどうすればいいのでしょうか?
私がおすすめしたいのは「息が上がるほど強度の高い運動」です。
息が上がるほど強度の高い運動を行うと、運動が終わった後もしばらくの間(2~5時間)消費エネルギーが上がります。
これをEPOC(運動後過剰酸素消費量)といい、トレーニング後は多くの酸素を使って身体を回復させるためにこのような状態になります。
やや息が上がる運動として、ここでは「サーキットトレーニング」を紹介しましょう
「サーキットトレーニング」とは3種類の筋力トレーニングを順番にこなす運動です。
ペットボトルと椅子があればご自宅でも始められますので、ぜひチャレンジしてみてください。
①足幅広めのスクワット
②2Lのペットボトルを使い背中のトレーニング(ロウイング)
③椅子の座面に手をのせて腕立て伏せ
以上を20回3種類を1セットとし、3~5セット行います。
トレーニングの詳細は動画を参考にしてください。
【久我山・吉祥寺ダイエット】40代女性がヒップアップするならこのトレーニング③
久我山・吉祥寺の『運動が嫌いな40代女性』専門パーソナルトレーナー 小森祐史です。
見た目は「人の印象の9割を占める」という考え方がありますが、見た目を変えるならトレーニングが一番だと私は思います。
TVやCMの効果もあるのでしょう。
ボディメイク目的でパーソナルトレーニングを受ける方は年々増えている印象です。
そこに性別・年齢・職業は関係ありません。
色々な方がセッションに来られます。
お尻は体の中でも目立つパーツであり、形を整えると全体的な印象も変化します
特に女性の場合、ヒップアップをすると大きく印象が変わります。
ヒップアップに必要なのは「骨盤を前傾させるストレッチと筋トレ」「お尻を大きくする筋トレ」でした。
ヒップアップトレーニング最終回は健康面からお尻を鍛える意味も解説していきましょう。
健康面からお尻を鍛える意味とは
健康面から考えてもお尻を鍛えることは意味があります。
大殿筋や中殿筋という大きな筋肉は上半身と下半身を繋げる要であり、
「片足立ちになったときにバランスをとる」
「前に倒した上体を起こす」
という日常生活の動作で欠かせない働きをしています。
また、お尻の内側にある骨盤底筋は「排泄」に関わりがあり、加齢ととともに弱くなると「尿もれ」や「臓器の逸脱」につながります。
特に女性の場合、妊娠・出産という大切なイベントにも関係するので、普段からトレーニングで鍛えておくとよいでしょう。
今回紹介するトレーニングは、大殿筋・中殿筋・骨盤底筋の3つを同時に鍛えることができます。
この機会にぜひ「ヒップアップトレーニング」に挑戦してみてください。
健康面を意識したヒップアップトレーニング
ヒップアップトレーニングのラストは、健康面を意識した尻トレを紹介します。
大殿筋・中殿筋・骨盤底筋の3つを同時に鍛えます(約50秒)
①椅子の背もたれをつかみ、右足を後ろに引く
②右膝が地面に触れるまで足をおろす
③元の位置に戻る
週1回 10回×3セットから始めて、週2回 20回×3セットできるまで続けましょう。
【久我山・吉祥寺ダイエット】40代女性がヒップアップするならこのトレーニング②
久我山・吉祥寺の『運動が嫌いな40代女性』専門パーソナルトレーナー 小森祐史です。
ヒップアップトレーニング第2回
前回の記事では骨盤を前傾させて、お尻の位置を上げる方法を説明しました。
ヒップアップするためには、
お尻の位置を上げること
お尻の筋肉を大きくすること
の2つが必要です。
お尻の位置を高くしたら、今度は筋トレでお尻を大きくしましょう。
この記事では、骨盤についている「中殿筋」と「大殿筋」の働きと、3つのヒップアップトレーニングを紹介します。
「自分のお尻をきれいに見せたい」方は続きをお読みください。
前回の記事はこちら
お尻は3か所鍛える
お尻の筋肉は2か所、さらに細かく3か所に分けられます。
■大殿筋
前回も紹介した骨盤から大腿骨にかけてついている筋肉です。
お尻の筋肉としては一番大きいので、ヒップアップするときは集中的に筋力トレーニングを行います。
「足を後ろに引く」「股関節を外旋する(外側に開く)」「骨盤を後傾する」という働きは前回紹介しましたが、
さらに細かくわけると筋繊維の場所によって
上部繊維・・・・足を開く(外転動作)
下部繊維・・・・足を閉じる(内転動作)
という働きに分かれます。
ヒップアップを目指すなら、どちらの筋繊維も鍛えましょう。
■中殿筋
大殿筋と同じく骨盤から大腿骨にかけてついていますが、骨盤の横についているためその働きは異なります。
骨盤の位置を安定させる
足を開く(外転動作)
という働きがあり「立つ」「歩く」「走る」という動作を行う時に欠かせない筋肉です。
お尻を大きくする大殿筋のトレーニング①
大殿筋の上部を鍛える筋トレです(約1分30秒)
トレーニングチューブを使用します(なくてもOKです)
①仰向けになり膝を立てる(膝の角度は90度)
②トレーニングチューブを膝にまく
③足を肩幅に開いたままお尻を上下させる
お尻を大きくする大殿筋のトレーニング②
大殿筋の下部を鍛える筋トレです(約1分30秒)
クッション(または枕)を使用します(なくてもOKです)
①仰向けになり膝を立てる(膝の角度は90度)
②クッションを股に挟む
③クッションを挟んだままお尻を上下させる
お尻を大きくする中殿筋のトレーニング
中殿筋を鍛える筋トレです(約1分)
①テレビを見るように横向きになる
②上側の足を斜め後ろに上げて下ろす
お尻の筋トレはいかがだったでしょうか?
全て行うとお尻の横側と後ろ側がジワリと効いてくると思います。
パーツごとに大きくしたら最後の段階。
次回もお尻を大きくするトレーニングを紹介します。
合わせて健康面からもお尻を鍛える意味を解説しましょう。
【久我山・吉祥寺ダイエット】40代女性がヒップアップするならこのトレーニング①
久我山・吉祥寺の『運動が嫌いな40代女性』専門パーソナルトレーナー 小森祐史です。
「ヒップアップしたい」という願いは、若い人だけでなく女性共通の動因です。
モデルさんのようにというわけではありませんが、お尻は下半身でも目立つ場所なので「きれいに見せたい」と思うのかもしれません。
男性の方でもそういう動因を持っている方はいます。
しかし、ヒップアップを目指すのはなかなか大変です。
トレーナーの立場である私もそう感じます。
というのは、ただお尻を鍛えればきれいに見せられるわけではないからです。
股関節周りの筋肉を鍛えたり、伸ばす必要もあります。
ここまで読むと「?」マークが頭に出てくると思いますが、この先でその理由を説明していきましょう。
この記事では効率的にヒップアップする方法をお伝えします。
「自分のお尻をきれいに見せたい」方は続きをお読みください。
骨盤を前傾させる
「ヒップアップ」という言葉を紐解くと「ヒップ」を「アップ」させるという意味ですので、お尻を今の位置より高い場所にもっていくことと考えられます。
しかし、お尻の筋肉を鍛えても実はお尻を高い位置に持って行くことはできません。
では、モデルの人のお尻が高い位置にあるように見えるのはなぜでしょう?
お尻を強調しているモデルさんの写真を見てみてください。
よく見ると少し股関節を前に倒してお尻を持ち上げているように見えます。
実は骨盤を前傾(前に倒すこと)させることで、お尻が上がっているように見せることができるのです。
ということは「ヒップアップ」では、お尻そのものを鍛える前に骨盤を前傾させる必要があります。
骨盤の位置を調整する「大殿筋」「ハムストリングス」「腸腰筋」の働きを紹介しましょう。
大殿筋・・・骨盤から大腿骨にかけてついている筋肉です。
筋肉が収縮すると「足を後ろに引く」「股関節を外旋する(外側に開く)」「骨盤を後傾する」ことができます。
ハムストリングス・・・骨盤から膝裏にかけてついている筋肉群です。
筋肉が収縮すると「膝を曲げる」「足を後ろに引く」「骨盤を後傾する」ことができます。
腸腰筋・・・胸椎・腰椎・骨盤から大腿骨にかけてついている筋肉群です
筋肉が収縮すると「ももを持ち上げる」「骨盤を前傾する」ことができます。
つまり、ストレッチで「大殿筋」「ハムストリングス」を伸張し、筋トレで「腸腰筋」を収縮すると骨盤を前傾させることができるのです。
骨盤を前傾させる「大殿筋」のストレッチ
①右足を左足にかける
②左ももを両手でもち、顔に引き寄せる
③「いた気持ちいい」ところで30秒キープする
30秒伸ばしたら左側も30秒伸ばします。
骨盤を前傾させる「ハムストリングス」のストレッチ
①タオルを右足にかけて仰向けになる
②膝を少しづつ伸ばしながら足を顔に近づけていく
③「いた気持ちいい」ところで30秒キープする
30秒伸ばしたら左側も30秒伸ばします。
骨盤を前傾させる「腸腰筋」の筋力トレーニング
①椅子の背もたれに両手を置き、身体を支える
②おへそまで腿を持ち上げる
③10回持ち上げたら足を入れ替える。左右3セットずつ
ここで紹介したエクササイズは週1回から始めて毎日できるまで続けてください。
3か月後にはお尻の位置が上がってきています。
お尻を高い位置に持ってきたら、今度はお尻そのものを大きくしていきます。
その方法は次回。
【久我山・吉祥寺ダイエット】ランナー初心者に多い足首のケガは「すね」を鍛えて予防する
久我山・吉祥寺の『運動が嫌いな40代女性』専門パーソナルトレーナー 小森祐史です。
前回の記事では、
・ダイエットにランニングが有効な理由
・ランニング中は心拍数を計りながら走ること
・ランニングが苦手な人はウォーキングでも効果があること
以上の3つをお伝えしました。
走り始めは1kmも走れなかったという人がほとんどだと思います。
しかし、週に2~3回も走っていると1か月ほどで走る距離が伸びてきます。
走る距離が伸びたということは体力がついている証拠ですが、その分体にも負担がかかりますから何かしらの対策は必要です。
今、膝や足首、股関節に痛みを感じながら走っている人は多いのではないでしょうか?
少しの痛みも放置しておくと、大きなケガにつながることがあります。
この記事では、ランニング中に起きやすいケガとその予防法を解説します。
ぜひ、記事の続きを読んでランニングを楽しく続けてくださいね
この記事は
・ランニング中に足首をひねってしまった
・ケガ無くランニングを楽しみたい
という方におすすめです。
ランニング初心者に多い足首の捻挫(ねんざ)
ランナーに多い足首のケガ。
特に関節を支える靭帯や関節包(かんせつほう)などを痛める「捻挫(ねんざ)」は、初心者のランナーにありがちです。
ランニングの時に足は
①かかとから着地
②足裏全体が地面につく
③つま先立ちになる
という動作を繰り返して前に進みます。
②の時に母指に体重がかけられず、足首の内側が曲がり、足裏が内向きになることがあります。
この状態を「内反」といい、内反姿勢で足首外側の靭帯を損傷することを「内反捻挫」といいます。
この内反捻挫では、足首の外側を支える靭帯が過度に伸び、時には切れてしまうこともあります。
痛みや腫れが引いて歩けるまで1か月ほどかかるので、大きなケガの部類といえるでしょう。
内反捻挫はハイヒールをはいている方にも多いです。
強制的につま先立ちになるハイヒールは、歩いているときにバランスを崩して内反姿勢になりやすいからです。
足首を捻挫したら冷やしましょう
足首を捻挫したらすぐにケアをしましょう。
以前こちらの記事でもお伝えした通り、素早くケアをすることでケガの回復が早くなります。
患部の腫れを止めるには保冷剤とラップがあれば十分。
その方法を動画で解説します。
①保冷剤を患部に当てる
②専用のラップでアイスパックを固定する
③20分冷やす(腫れが治まるまで2時間ごとに冷やしなおすこと)
2~3日ほど冷やして腫れと痛みが引いてきたら、整形外科で診察を受けるようにしてください。
捻挫の程度によりますが、足首の固定を2~3週間ほど行うはずです。
専用のラップはこちらで販売しています。
ランナー初心者に多い足首のケガは脛を鍛えて予防する
整形外科で診察をうけ、その後運動の制限がなくなったらリハビリを始めます。
つま先立ちの時に母指に体重がかけられないのは「外返し」ができないことが原因。
「外返し」というのは、つま先を”やや斜め外側上方”に向ける動きです。
この「外返し」は「腓骨筋」を鍛えることで、スムーズにできるようになります。
© Catfish Animation Studio S.r.l.
「腓骨筋」は脛の横から足裏にかけてついている筋肉で、足首の横の動きをコントロールしています
ランニングに早く復帰するためにも「腓骨筋」を鍛えて、外返しができるようにしましょう。
①足のつま先にチューブをまく
②つま先が”やや斜め外側上方”に向くように足首を動かす
③再発予防のために毎日50~100回行います。
このリハビリを1か月ほど繰り返すと、スムーズに「外返し」ができるようになります。
以前と同じように足首が動くようになったら徐々にランニングを再開してください!
※今回ご案内しているのは、内反捻挫のケア方法です。
受傷した場合は必ず医療機関を受診の上、医師の方の指示に従ってください。
【久我山・吉祥寺ダイエット】4分間のスクワットで外出自粛期間を乗り切ろう
久我山・吉祥寺の『運動が嫌いな40代女性』専門パーソナルトレーナー 小森祐史です。
未知のウィルスとの戦いはまだまだ続きそうです。
東京都をはじめ、全国で外出自粛期間が5月31日まで延長されることになりました。
一方、一部の自治体では条件が緩和されることになり、経済的な落ち込みは徐々に回復す見込みが出てきています。
とはいえ、都内において外出自粛が緩和されるわけではありません。
歩く時間が減った分、意識的に運動をする必要があります。
ここまで2回にわたって自粛期間中に行ってほしいトレーニングの記事を載せましたが、どちらかというと「運動不足の解消」や「疾患の予防」を目的とした内容でした。
【久我山・吉祥寺ダイエット】外出自粛中は筋トレとストレッチが必要です
【久我山・吉祥寺ダイエット】テレワーク中は”もも”を鍛えて膝の変形を予防しよう
しかし、ウィルスとの戦いは長期戦になる様相を呈しています。
心身ともに長期戦に臨むために、むしろ積極的なトレーニングがこれから必要といえるでしょう。
この記事では、
・しばらく外に出ていないので体力の低下が不安
という方のために「体力を上げる4分間のトレーニング」を紹介します。
ぜひ続きをお読みください。
筋力低下による問題
トレーニングを2週間休むと、10週分のトレーニング効果が失われるといわれています。
都内で外出自粛要請が始まって約4週間。
この時点で20週分のトレーニング効果が失われてしまっている可能性があります。
運動習慣がある方はまだしも、運動習慣がない方はさらに運動能力が落ちているかもしれません。
特にその中で心配なのは「下半身の筋力低下」です。
筋肉は「刺激を与え続けると成長するが、刺激を与えないと衰える」という性質があります。
普段歩いていた人が歩かなくなると、その分刺激が減り筋力が低下します。
下半身が弱くなると、
立つ
歩く
という日常動作も苦労することになります。
生活の質を保つために「下半身」の筋トレが必要なことはいうまでもありません。
心肺機能の低下による問題
歩かなくなることで心肺機能も低下します。
心臓や肺は血液を全身に送り出し、酸素や栄養を細胞に届ける役割をしています。
それだけなく体温の維持や免疫力も血液循環が関係しているので、心肺機能を維持することは健康面から重要です。
心肺機能が低下すると
階段(坂道)を上る
長時間歩く
のがつらくなり、
免疫力が低下する
体重が増えやすくなる
というデメリットがあります。
「有酸素運動」で心臓を鍛える必要があることは、お分かりいただいけるのではないでしょうか。
骨密度の低下による問題
通常、骨密度は20~30代でピークを迎え40代から徐々に低下していきます。
骨密度をコントロールしているのは、破骨細胞(骨を壊す)と骨芽細胞(骨を作る)の2つ。
運動不足が続くと破骨細胞が優位になり、骨密度が低下します。
女性は閉経すると、骨密度を保つエストロゲンの分泌が減少するのでより注意が必要です。
特に大腿骨(足の骨)を骨折するとしばらく身体を動かすことができなくなり、生活面で大きな影響がでます。
そうならないためにも骨に刺激を与えて骨密度の低下を防ぎましょう。
骨密度の低下を防ぐには、骨の長軸(骨の長い方)方向に対して負荷をかける運動が有効です。
4分間のスクワットで外出自粛期間を乗り切ろう
下半身の筋力を維持するのは、何度も紹介しているスクワット。
心臓も鍛えたいときは、「早く」「高回数」で行う必要があります。
また、そこにバランスの要素を入れると骨の長軸方向に刺激を与えることができます。
そこで今回ご紹介するのは筋肉・心臓・骨を同時に鍛える4分間のスクワット。
①腰に手を当ててスクワットを素早く20回
②立ち上がる時に片足立ちになるスクワットを20回
③しゃがんだ姿勢のままお尻を20回左右に振る
「外出自粛をしている間も体力を上げたい」という方は、1セットから始めて5セットできるまで継続してください。
飛び跳ねたり足踏みをするトレーニングではないので、マンション住まいの方でも安心して続けられます。
歴史上、終息しなかったウィルスはありません。
戻った日常楽しむためにも、ぜひ今からトレーニングを始めて体力をつけましょう。
【久我山・吉祥寺ダイエット】外出自粛中は筋トレとストレッチが必要です
久我山・吉祥寺の『運動が嫌いな40代女性』専門パーソナルトレーナー 小森祐史です。
この1か月で運動の大切さを改めて感じた方は多いのではないでしょうか。
「テレワークが始まってから体重が増えた」
という声をSNS上で毎日のように見かけます。
体重の増減を決めているのは消費エネルギー(活動量)と摂取エネルギー(食事)のバランス。
消費エネルギーが摂取エネルギーより多ければ体重が減り、逆であれば体重が増えます。
通勤時間がなくなると、その分歩かなくなります。
摂取エネルギーが変わらないまま消費エネルギーが減るので、体重が増えてしまうのは自然なことです。
体重を落とすなら「ランニング」と言いたいのですが、今は人との距離を考えながら走る必要がありますので、これから運動を始めようとしている人にはハードルが高いかもしれません。
そこで皆さんに挑戦していただきたいのは筋トレです。
特に「腕立て伏せ」や「ロウイング」、「スクワット」は全身の代謝を上げる筋トレでダイエットに効果大。
机やペットボトルを使うので、お部屋でもできるのがメリットでしょう。
「身体をもとに戻す筋トレ」についてはこちらで解説しています。
ダンベルやマシンが嫌いなら自宅でダイエットを始めよう
さて、筋トレとセットで行っていただきたいのはストレッチ。
残念ながらストレッチでダイエットすることはできません。
ランニングや筋トレほどエネルギーを消費できないからです。
では、なぜ外出自粛期間にストレッチが必要なのでしょうか?
それをこの先解説していきます。
この記事は
・外出を自粛してから運動することが減った
・テレワークが始まってから肩こりや腰痛がでるようになった
という方におすすめです。
外出自粛期間になぜストレッチが必要なのか?
外出自粛のデメリットは体を動かす機会が減ること。
活動量が減ると「筋力」が低下するのはもちろん、「身体の柔軟性」も低下します。
柔軟性が低下すると
・身体に痛みが出てくる
・血圧が高くなる
・疲れやすくなる
という変化が出てきます。
痛みがでたり疲れやすくなると、体を動かさなくなってしまいます。
そうなるとますます筋力が低下するので、ストレッチが必要なのです。
「柔軟性の低下」で痛みが出るメカニズムについてはこちらの記事をご覧ください。
また、痛みの中で「腰痛」と「肩こり」はテレワーク中に気を付けたい症状です。
腰痛と肩こりを予防して、パフォーマンスを維持するならこれから紹介するストレッチを続けてください。
腰痛予防①もも裏のストレッチ
①タオルを右足にかけて仰向けになる
②膝を少しづつ伸ばしながら足を顔に近づけていく
③「いた気持ちいい」ところで30秒キープする
30秒伸ばしたら左側も30秒伸ばします。
腰痛予防②お尻のストレッチ
①右足を左足にかける
②左ももを両手でもち、顔に引き寄せる
③「いた気持ちいい」ところで30秒キープする
30秒伸ばしたら左側も30秒伸ばします。
肩こり予防 肩のストレッチ
①机の端に手をのせる
②そのまま体を90度回転させる
③「いた気持ちいい」ところで30秒キープする
30秒伸ばしたら左側も30秒伸ばします。
ストレッチは痛みや疲労回復に効果があります。
このストレッチを毎日1回は行ってください。
全て行っても5分とかかりません。
お風呂を入れている間に伸ばすことができます。
毎日1回できるようになったら2回、3回と増やします。
回数が増えると身体を少し動かしたくなってくるはず。
身体を動かしたくなってきたらぜひ筋トレを始めてください。
柔軟性のある体で筋トレをすると筋肉がつきやすくなります。
繰り返しになりますが、ストレッチにダイエット効果は望めません。
しかし「痛みの改善」「疲労の軽減」という意味ではとても効果のある運動です。
きつい運動ではないので運動習慣を身につけるのにもぴったり。
ぜひ、お部屋の中でストレッチを始めてみてください。
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ストレッチでダイエットはできませんがこんなにいいいことがあります
【久我山・吉祥寺ダイエット】テレワーク中は”もも”を鍛えて膝の変形を予防しよう

少しでも早くこの状況が良くなるように一緒に頑張っていきましょう。
テレワークだと移動時間がなくなるので確実に歩く時間が減ります
往復30分の通勤でも1000~3000歩ほどは歩いているので、それがなくなると体重が増えるのは当然のことです。
・外出を自粛して体重が増えてしまった方
テレワーク中は”もも”を鍛えて膝の変形を予防しよう


関節液の中には痛みを引き起こす成分が含まれているため、分泌量が増えると痛みを感じるようになります。
椅子を使ってももの前(大腿四頭筋)を鍛える
②座面をつかみながら膝を伸ばす
③膝を伸ばしたらももを上に持ち上げる
10回できたら11回、12回と徐々に増やし20回できるまでトレーニングを続けてください。
うつ伏せでももの裏側(大腿二頭筋)を鍛える
②右足に左足をかける
③右足に力を入れながら左膝を曲げ伸ばしする
10回できたら11回、12回と徐々に増やし20回できるまでトレーニングを続けてください。
膝が悪い人もダイエット相談可能です
久我山パーソナルトレーニングルームでは、膝が悪い人のダイエット相談も承っております。
「膝の痛みを楽にして好きだった登山を再開したい」
「少しでもダイエットして膝の負担を減らしたい」
「自分でトレーニングをしているが効果を感じられない」
という方は、ぜひ久我山までお越しください。
運動が嫌いな人でもできるダイエットを一緒に始めていきましょう。
ダンベルやマシンが嫌いなら自宅でダイエットを始めよう
「筋肉に負荷をかける」動作を行えば、ダンベルやマシンがなくても筋肉は鍛えられます。
この3か所を鍛えればダイエットはうまくいく
消費エネルギーが摂取エネルギーより多ければ体重が減り、逆であれば体重が増えます。
基礎代謝とは1日に必ず消費しているエネルギーで、その20%以上を担っているのは筋肉です。
一方で摂取エネルギーが変わらないため、中高年の方は体重が増えお腹に脂肪がつきやすいのです。
机を使った腕立て伏せ
「腕立て伏せが一度もできない」「二の腕の引き締めたい」という方は、ぜひこのトレーニングにチャレンジしてください。
②肘を2秒かけて曲げる
③肘が伸びきるまで伸ばす
10回できたら11回、12回と徐々に増やし、20回できるまでトレーニングを続けてください。
机を使ったロウイング
腕をあげる時もこの筋肉が関係するので、四十・五十肩の予防におすすめです。
②肘の角度が90度になるまでペットボトルを引き上げる
③ペットボトルを下す
10回できたら11回、12回と徐々に増やし、20回できるまでトレーニングを続けてください。
イスを使ったスクワット
ロコモや寝たきり予防にもなりますので、このトレーニングもぜひ挑戦してください。
②そのままお尻をおろす
③お尻が座面に触れたら立ち上がる(お尻をペタンとのせないこと)
運動が嫌いな人のダイエット相談です
「人に見られながら運動するのがイヤ」
「自分でトレーニングをしているが効果を感じられない」
フィジカルトレーニングは子どもの運動神経をグングン伸ばします
この記事を読み終わるまで約3分
「子どもには怪我なく元気に成長してほしい」と考えるのは、お子さんがいらっしゃる家庭では当たり前のことです。
スポーツ選手に限らず子どもの成長にはトレーニングが欠かせません。
では、具体的にはどんなトレーニングが必要なのでしょうか?
この記事では
・小学生に必要なトレーニング
・中学生に必要なトレーニング
・高校生に必要なトレーニング
を解説しています。
小学生におすすめのトレーニング
子どもの運動能力が上がるトレーニングは、それぞれの時期によって異なります。
小学生は筋肉が成長しきっていないので、この時期に筋力トレーニングはおすすめできません。
それよりも色々なスポーツを行なって体の動かし方を学ぶべきでしょう。
というのは、人間の脳神経系機能は6~12歳の頃によく発達するからです。
この時期に学んだ体の動かし方は大人になっても忘れません。
日本体育協会では「様々な遊びを中心に毎日60分以上楽しく体を動かす」ことを推奨しています。
サッカー、野球、マット運動、50m走、スケボー、など色々なスポーツをさせてあげてください。
様々な体の動かし方を覚えることで小学生の運動神経は飛躍的に伸びます。
中学生におすすめのトレーニング
中学生の子どもの運動能力を上げるなら、水泳やランニングがおすすめです。
12~14歳のこの時期は呼吸循環器系が発達します。
呼吸循環器系とは心臓と肺の能力のこと。
心臓と肺は血液を体内に送り出す役割をしていて、この2つの働きが良くなると長い時間体を動かすことができるようになります。
心臓と肺が発達するこの時期は長距離のランニングや水泳、インターバル走など『息をあげる』トレーニングで運動能力をあげましょう。
高校生におすすめのトレーニング
筋力トレーニングは高校生になってから始めるといいでしょう。
その頃には骨の成長が安定しますので、筋肉を発達させるならこの時期がベストです。
もちろん大人と同じように徐々に負荷を上げるのがルール
10~20回×3セットの筋力トレーニングを中心に、全身の筋肉に負荷がかかるトレーニングを行いましょう。
もちろん子どものダイエットにも効果があります。
子どもにさせてはいけないトレーニング
子どもにさせてはいけないトレーニングもあります。
骨や関節に過剰に負担をかける運動を小学生にさせてはいけません。
例えば、腕立て伏せやスクワットを100回もやらせることはそれにあたります。
成長期の子供は骨が出来上がっていません。
骨にストレスを与える動きを何度も繰り返すと、骨折などの障害に繋がる可能性があります。
それよりも小学生には好きなスポーツをさせてあげましょう。
この時期に将来続けたいことが見つかると、その後の人生が豊かになります。
お父さんお母さんは、子どものしてみたいことをぜひ一緒に探してあげてください
参照
『子どもの運動神経をグングン伸ばすスポーツの教科書』KKベストセラーズ