処女作「続けられるダイエット」発売中
久我山・吉祥寺の『運動が嫌いな40代女性』専門パーソナルトレーナー 小森祐史です。
ダイエットでは「運動」と「食事」の両輪を大切にしたいところです。
食事の内容を変えるだけでは、筋肉が落ちてしまうこともあります。
筋肉が落ちてしまうと、頑張って引き締めたお腹回りも元通りに。
そうならないように運動は続けなければいけません。
前回までは食事に焦点を当ててお話をしましたが、今回は「運動」についてお話します。
食事の内容を変えることができたら、ぜひ運動の方にも目を向けてみてください。
下半身の運動で基礎代謝をあげる
ここからは専門的な話になりますが、基礎代謝(安静時に消費するエネルギー)を増やすには筋肉量を増やす必要があります。
この基礎代謝の数字が高いほど「太りにくい」、「痩せやすい」体質になれます。
そして、この基礎代謝を上げる唯一の手段が筋肉をつけること。
筋肉をつけるには普段から運動するしかありません。
私のダイエット指導では下半身の運動をおすすめしています。
というのは日常、下半身を使わないことはあまりないからです。
また、下半身の筋肉量は上半身に比べて約2倍あり、その分エネルギーの消費も多いです。
普段から動かすことで筋肉がつきやすく、基礎代謝も上がるので下半身の運動をおすすめしています。
お腹痩せには”階段のぼり”が有効です
では、普段の生活で下半身の筋肉を増やせる運動とは何でしょうか。
それは「階段のぼり」です。
階段を上る時はお尻の筋肉とももの前の筋肉を使います。
お尻とももは下半身の中でも大きい筋肉なので、その分基礎代謝が上がりやすくなります。
階段を上る時に特に注意点はありません。
姿勢をまっすぐにして上りましょう。
そこまで長い時間の運動ではないので体に疲れは残りづらいです。
実際に私のクライアントは40代~50代の方が中心ですが、階段上りを始めて仕事に支障が出た方はいません。
ただ、最初は筋肉痛が出やすいのでストレッチは必要かもしれませんね。
できれば、階段とエレベーターがあれば迷わず階段を使っていただきたいですが、慣れないうちはハードルが高いです。
「行きの通勤の時だけ」「自宅のマンションに帰る時だけ」と自分でルールを決めてください。
それができたら次は「行き帰りの通勤」「会社のビルと自宅のマンションでの移動の時」とハードルを上げていきましょう。
ちなみに私がデスクワークの仕事をしていた時に部署への移動を全て階段に変えた人がいました。
半年後、その方は9㎏痩せた上に健康数値も改善したそうです。
そのことが社内報に掲載された後に階段で移動する人が増えたことをよく覚えています(笑)
エスカレーターやエレベーターは確かに楽な移動手段です。
ただ、急ぎの時ほどエレベーターが混んでいていてイライラすることはありませんか(笑)
イライラするくらいであれば階段で移動しましょう。
仕事にも遅刻しないし、時間をとらないお腹痩せ運動です。
是非、階段を使ってみてください。