PCが複数置かれた机と本棚

 

久我山・吉祥寺の『運動が嫌いな40代女性』専門パーソナルトレーナー 小森祐史です。

 

世間は東京2020と新型コロナウィルスのことで話題が持ちきりだと思いますが、私は『ダイエットの学校(仮称)』の準備で大忙しの8月になりそうです。

 

この『ダイエットの学校』は、その名の通り健康な身体づくりを目的にしたオンラインスクールです。

 

サービスの特徴として

 

・ダイエットで成果を出すためのプログラムであること
・身体を変えるために必要な知識と実践法を提供すること
・動画プログラムなので、いつでもどこでも勉強できること

 

が挙げられます。

 

パーソナルトレーニングと違って、一人ひとりをサポートできるわけではありませんが、

 

・ダイエットのモチベーションを高める方法
・挫折しない筋トレメニュー
・走らないで痩せるウォーキング
・カロリー計算をしないダイエット食
・体重が落ちなくてもダイエットの成果を確認する方法

 

など、『運動が嫌い』な人でもダイエットを継続できるコンテンツです。

 

「繰り返し動画を見て、実践することでダイエットが続き、成果が出せるようになる」

それだけの内容である自信があります。

 

また、ダイエットに必要な知識だけでなく

 

・糖尿病
・変形性膝関節症
・骨粗鬆症
・腰痛

 

など、中高年以上の女性に多い疾病の予防法も順次提供していく予定です。

2021年8月に販売を開始しますが、リリースした際は改めてブログでもお知らせします。

 

 

※9月26日に発売を開始しました!

 

 

※Paypal決済の際、動画サイトのURLがすぐに届かない場合があります。
24時間以内にURLをお知らせしておりますので、しばらくお待ちください。

 

 

前置きが長くなりましたが、ここからが本題です。

 

『ダイエットの学校』を製作するにあたり、この半年ほどトレーニング動画を見る機会が増えました。

 

昨年から動画を配信している方が増えたことは知っていましたが、以前より動画の種類も配信者も、視聴回数も増えていることに少し驚いています。

 

そして動画を見るにつれ、ある疑問を私は抱きました。
今回はその件について私の考えをお伝えしたいと思います。

 

 

”たった〇分間のトレーニング”でダイエット?

階段に座りタブレットPCを見る半袖の女性

 

私が気になったのは

 

「毎日5分でお尻を引き締める」
「たった7分でお腹痩せ」

 

など「〇分」という時短を強調したトレーニング動画が数多くアップされていたことです。

 

動画を視聴した感想としては

 

・動画がきれい
・配信者の方の声が良く通っている
・トレーニング自体が楽しそう
・内容がきれいにまとまっている

 

と感じました。

 

他にも非常に勉強になる部分があり、いくつかの動画は『ダイエットの学校』を製作するにあたり、参考にさせていただきました。

 

動画自体も視聴回数が多く、コメントも好意的なものが多いので、このような動画が多く制作されているのかもしれません。

 

 

時短トレーニングでダイエットは難しい

腕立て伏せの姿勢を取る女性

 

しかし肝心の内容に関して、このトレーニングでダイエットすることは難しいと感じました(もちろん、見ていて素晴らしいと思った動画もありました)

 

理由として

①運動の強度(きつさ)が低い
②目的とトレーニングの内容が一致していない

 

の2つが挙げられます。

 

①運動の強度(きつさ)が低い

筋力トレーニングでダイエットする場合、ある程度の強度(きつさ)が必要です。
”ある程度”というのは、「筋肉に焼けるような痛み感じるくらい」という意味です。

 

【過負荷の原則】といって、トレーニングは日常よりきつい内容でないと効果は表れません。
パーソナルトレーーナーは必ずこの原則を気にして指導しています。

 

一方、時短を強調したトレーニング動画にはこの原則に則っていないものも見られました。

 

例えば、「3分で二の腕のお肉撃退」という動画では、バンザイしたり、手を横に広げた状態で肘の曲げ伸ばしを行っていただけでした。

 

腕立て伏せのような筋肉に負荷を加える内容ではないので、もちろん二の腕の太さは変わらずそのままです

 

②トレーニングの目的と内容が一致していない

トレーニングの目的と内容が一致していない動画も見られました。

 

『お腹痩せ』として体幹トレーニングを紹介する動画がありますが。「腹筋運動」は『お腹痩せ』にそれほど効果がある訳ではありません。

 

エネルギーをたくさん使うのは大きな筋肉なので、腹筋のような小さな筋肉を鍛えても脂肪をエネルギーとしてあまり消費できないのです。

 

お腹についた内臓脂肪を燃やすには、足を使った運動(ジョギングなど)でエネルギーを消費した方が効率的です。

 

腹筋をマッチだとすると、下半身の筋肉はガスコンロ。
お尻や腿周りの筋肉は腹筋よりはるかに大きく、内臓脂肪をたくさん消費できます。

 

体幹トレーニングでダイエットはできませんがこんなにメリットがあります

 

中には『ストレッチでお腹痩せ』という動画もありましたが、こちらも同じ理由で難しいです。
ストレッチは筋肉の柔軟性や関節の動きを良くする効果の方が望めます。

 

ストレッチでダイエットはできませんがこんなにいいいことがあります

 

 

■時短トレーニングから”きつい”トレーニングへ

トレーニングマシンに座る女性と男性

 

以上のことからダイエットに関しては時短トレーニングをお勧めしていませんが、「運動習慣を身に付ける」ということに関してはメリットがあると思います。

 

運動が嫌いな人にとって『たった〇分』という言葉は非常に魅力的です。
「これなら私でもできそう」と感じさせてくれるでしょう。

運動が終わった後も達成感がありますし、それがきっかけで運動が続くことになればとても素敵だと思います。

 

少し運動を始めようかな・・・と思っている方はぜひ時短トレーニングに挑戦してみてください。

そして運動習慣が身に付いたら、きついトレーニングに挑戦しましょう!

 

階段のように少しづつ強度(きつさ)を上げることであなたの体は変わります。

体が変わるともっと楽しい毎日が待っていますよ!