西荻窪、千歳烏山の『お腹瘦せダイエット』専門トレーナー小森祐史です。

 

ダイエットとストレスにまつわる話、第2回。

 

『ストレッサー』とは刺激のもとで、『ストレス』とは刺激を受けた結果。

『ストレッサーの捉え方を変えることでストレスは減らせる』ということを前回の記事でお伝えしました。

 

今回はストレスを感じやすい性格についてお伝えします。

ストレスと肥満、病気の関係がよくわかる記事です。

 

 

ストレスを感じやすいタイプA

 

 

タイプAという性格があります。

 

タイプAとは『せっかち』、『いらいらしやすい』、『不安を感じやすい』人のこと。

 

・行列に並ぶのが苦手

・家族や友人のちょっとした失敗が許せない

・会話の中で将来の不安をよく口にする。

 

という行動や性格に特徴がある人はタイプAです。

 

わかりやすくいうと「猛烈サラリーマン」はタイプA。

 

時計をチラチラ見たり、足踏みをしている人を電車の中で見かけないでしょうか。

車に乗ると性格が変わる友人やご家族の方はいませんか。

そういう人はタイプAです。

 

このタイプAはストレスを感じやすい性格です。

 

 

タイプAは心臓病になりやすい

 

 

このタイプAという性格を定義づけたのは心臓外科医のメイヤーフリードマン。

もう一度いいますが、心理カウンセラーや精神科医ではなく、心臓外科医です。

間違いではありません。

 

ある日、フリードマンが自身のクリニックの待合室の椅子の前の脚が早く擦り切れることに気付きました。

待合室の患者の様子を見ていると、椅子に浅く腰掛け、時計を見ながら足踏みをしています。

明らかにいらいらしている様子の人が多かったため、タイプAという性格を提唱したといわれています。

 

その後の研究の結果、タイプAは心臓病になる確率がそうでない人の約2倍であることが分かりました。

 

これは「カテコラミン」という物質が関わっています。

 

カテコラミンとは「戦闘時に分泌されるホルモン」。

血圧を調整する役割がありますが、過剰に分泌されると高血圧になり、動脈硬化、心臓病を引き起こしやすくなります。

 

そして、大きなストレスを抱えている時はこの『カテコラミン』が過剰に分泌されることが分かっています。

 

タイプAはこのカテコラミンが常に過剰に分泌されているため、心臓病になる確率が高いのです。

 

 

タイプAの人は太りやすい

 

 

タイプAの人は他人にいらいらしやすいので、その怒りを食事や飲酒という行動にぶつけます。

その結果、体脂肪、体重が増えます。

 

また、内臓脂肪が増えると糖尿病、心臓病になる確率が高くなるため健康にいいとは言えません。

先にお話した通り、カテコラミンの過剰分泌がさらに心臓病のリスクを高めていることを忘れないでください。

 

タイプA(大きなストレス) → 過食、飲酒 → 肥満 → 心臓病のリスクの増加

 

という悪循環になっているのです。

 

では、ストレスを減らしながらダイエットを成功させるにはどうすればいいのか?

 

次回は40代のダイエットに必要なストレス解消法をお伝えします。