前回

 

「ストレスとは何か?」
「ストレスを感じた時の体の反応」

 

についてお話ししました。

今回は本来のテーマの「ダイエット」と絡めてお話をしていきます。

ストレスを感じやすい性格とストレスで太ってしまうという恐ろしい話です。

 

 

ストレスを感じやすい性格とは

 

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ストレスを感じやすい性格には3つの特徴があります。

 

「時間にゆとりがもてない、せっかちである」
「人に対してイライラしやすい、怒りっぽい」
「いつも何か不安を抱えている」

 

この特徴に1つでも当てはまる人をタイプA行動人間といいますが
この性格の人は特に健康という面で気をつけなければいけません。

 

何故か?

 

それはストレスを感じるとカテコラミンというホルモンが血圧を上昇させるからです。

その結果、タイプAは心臓疾患になる確率がそうでない人(タイプB)に比べて2倍になります。

 

特に日本人のように愚痴を言えない人(敵意が内向する人)は血圧が上昇しやすいといわれています。

決して、健康に良いことではありません。

 

また、性格的にタイプAは「目標設定高くしすぎる」という特徴があります。
確かに目標をクリアできれば、それはその人にとって幸福ですが、高すぎる目標はクリアできないことが多いでしょう。
その失敗体験の積み重ねがうつ状態を引き起こすこともあるのです。

 

 

ストレスで太ってしまうのは代謝異常が原因です

 

深刻

 

ストレスで太るのは体内で代謝異常が起きていることが原因です。

 

下の図は体重が落ちる正常な代謝状態を表しています。

 

摂取エネルギー(食べ物で得たエネルギー) < 消費エネルギー(1日の生活で消費したエネルギー) 

ただし、人は過剰なストレスを感じると、

 

摂取エネルギー(食べ物で得たエネルギー) > 消費エネルギー(1日の生活で消費したエネルギー)-(ストレス) 

 

という代謝状態になります。

この形は体内で代謝異常が起きていて、食事制限しても体重が増えてしまう代謝状態です。

 

また、「過食」や「飲酒」という形でストレスを発散しようとする人はさらに体重、内臓脂肪が増えやすい傾向があります。

この知識があるとダイエットの時に私たちがするべきことは

 

適度な運動+食事の見直し+ストレスの軽減

 

であるということをご理解いただけるのではないでしょうか。

では、ストレスを感じやすいタイプAがストレスを軽減するにはどうすれば‌よいのか?

 

ストレスを抱えている人が自分でそのストレスを処理するということはとても難しいこと。
自分を支援してくれる人間が必要です。
もし、支援者にストレスを軽減してもらう(ストレスマネジメント)としたら、という形で次回に続きます。