西荻窪・千歳烏山のお腹痩せダイエット専門トレーナー 小森祐史です。

 

前回は医学的に効果のあるストレス解消法をお伝えしました。

 

今回からはストレス解消法実践編。

 

実際にストレスコーピングをする場合、どの方法がベストなのか?

ストレス症状が出る前にするべき代替療法は?

リラクゼーションはいつ、どこですればいいの?

 

具体例を交えながら実践していきましょう。

 

この連載がストレスで苦しんでいるあなたの処方箋となれば幸いです。

 

 

ストレッサーを軽減、除去する

 

 

Aさんはフリーランスのデザイナー。

初年度から順調にクライアントからお仕事をいただいていましたが、悩みがありました。

それは時間です。

 

フリーランスの場合、依頼主から連絡があると打ち合わせに入りますが

Aさんの場合は直接クライアントと会って打ち合わせしていました。

もちろん交通費も時間もかかります。

 

デザインの勉強がしたいのに、時間がなくてできないことがAさんにとってのストレス。

つまり、「移動の時間」がストレッサーなのです。

 

去年から始めたダイエットも時間がないため、ジムに行くことができません。

行けても夜の23時過ぎ。

ジムはすでに閉まっています。

 

そのうち、ストレス性頭痛の症状が出始めたAさんはストレスコーピングをすることにしました。

この場合のコーピング方法は「ストレッサーの軽減、除去」です。

 

まず、Aさんは打ち合わせを全てオンラインですることにしました。

専用の依頼フォームを作り、そこで大体の依頼内容を把握したら、あとはSNSのメッセージやオンライン通信で細かい調整をします。

 

それだけで移動のストレスはぐっと減ります。

 

また、通っていたジムを24時間オープンのセルフトレーニングジムに変更。

これでダイエットのために時間を作ることができます。

 

こうして「時間」というストレッサーを軽減できたAさんはそのうち頭痛で悩むことがなくなりました。

 

 

ストレッサーとの距離を変える

 

 

営業グループに所属しているBさんの悩みは直属の上司。

営業成績が目標に届かないと、毎週反省文を書かされます。

 

その目標は本人が立てたものではなく、上司から命じられたもの。

本人の意思を無視した一方的な命令にBさんは納得できません。

目標を修正したいのに、「忙しい」の一言で済ませてしまう上司の態度もBさんには大きなストレスです。

 

この場合のストレッサーは『上司』。

ストレスで食欲不振になった同僚を知っているBさんは、思い切って配置転換を人事部に相談しに行きます。

この場合のコーピング方法は「ストレッサーとの距離を変える」です。

 

元々、マーケティングの仕事がしたかったBさんはその思いも伝えます。

 

その後、適性を認められたBさんは配置転換が決まり、ストレッサーの上司と離れることができました。

 

 

※上記の例は過去の体験やお客様のお話を元に作成したフィクションです。