【吉祥寺・久我山】アサーティブフィットネス、パーソナルトレーナーの小森祐史です。
この1か月で運動の大切さを改めて感じた方は多いのではないでしょうか。
「テレワークが始まってから体重が増えた」という声をSNS上で毎日のように見かけます。
体重の増減を決めているのは消費エネルギー(活動量)と摂取エネルギー(食事)のバランス。
消費エネルギーが摂取エネルギーより多ければ体重が減り、逆であれば体重が増えます。
通勤時間がなくなると、その分歩かなくなります。
摂取エネルギーが変わらないまま消費エネルギーが減るので、体重が増えてしまうのは自然なことです。
体重を落とすなら「ランニング」と言いたいのですが、今は人との距離を考えながら走る必要がありますので、これから運動を始めようとしている人にはハードルが高いかもしれません。
そこで皆さんに挑戦していただきたいのは筋トレです。
特に「腕立て伏せ」や「ロウイング」、「スクワット」は全身の代謝を上げる筋トレでダイエットに効果大。
机やペットボトルを使うので、お部屋でもできるのがメリットでしょう。
「身体をもとに戻す筋トレ」についてはこちらで解説しています。
ダンベルやマシンが嫌いなら自宅でダイエットを始めよう
さて、筋トレとセットで行っていただきたいのはストレッチ。
残念ながらストレッチでダイエットすることはできません。
ランニングや筋トレほどエネルギーを消費できないからです。
では、なぜ外出自粛期間にストレッチが必要なのでしょうか?
それをこの先解説していきます。
この記事は
・外出を自粛してから運動することが減った
・テレワークが始まってから肩こりや腰痛がでるようになった
方におすすめです。
外出自粛期間になぜストレッチが必要なのか?
外出自粛のデメリットは体を動かす機会が減ること。
活動量が減ると「筋力」が低下するのはもちろん、「身体の柔軟性」も低下します。
柔軟性が低下すると
・身体に痛みが出てくる
・血圧が高くなる
・疲れやすくなる
という変化が身体に出ます。
痛みがでたり疲れやすくなると、体を動かさなくなってしまいます。
そうなるとますます筋力が低下するので、ストレッチが必要なのです。
「柔軟性の低下」で痛みが出るメカニズムについてはこちらの記事をご覧ください。
また、痛みの中で「腰痛」と「肩こり」はテレワーク中に気を付けたい症状です。
腰痛と肩こりを予防して、パフォーマンスを維持するならこれから紹介するストレッチを続けてください。
腰痛予防①もも裏のストレッチ
①タオルを右足にかけて仰向けになる
②膝を少しづつ伸ばしながら足を顔に近づけていく
③「いた気持ちいい」ところで30秒キープする
30秒伸ばしたら左側も30秒伸ばします。
腰痛予防②お尻のストレッチ
①右足を左足にかける
②左ももを両手でもち、顔に引き寄せる
③「いた気持ちいい」ところで30秒キープする
30秒伸ばしたら左側も30秒伸ばします。
肩こり予防 肩のストレッチ
①机の端に手をのせる
②そのまま体を90度回転させる
③「いた気持ちいい」ところで30秒キープする
30秒伸ばしたら左側も30秒伸ばします。
ストレッチは痛みや疲労回復に効果があります
このストレッチを毎日1回は行ってください。
全て行っても5分とかかりません。
お風呂を入れている間に伸ばすことができます。
毎日1回できるようになったら2回、3回と増やします。
回数が増えると身体を少し動かしたくなってくるはず。
身体を動かしたくなってきたらぜひ筋トレを始めてください。
柔軟性のある体で筋トレをすると筋肉がつきやすくなります。
繰り返しになりますが、ストレッチにダイエット効果は望めません。
しかし「痛みの改善」「疲労の軽減」という意味ではとても効果のある運動です。
きつい運動ではないので運動習慣を身につけるのにもぴったり。
ぜひ、お部屋の中でストレッチを始めてみてください。
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