腰を抑える中年男性

【吉祥寺・久我山】アサーティブフィットネス、パーソナルトレーナーの小森祐史です。

肩・腰・膝・股関節など、身体の痛みについてご相談をいただくことがあります。

このブログを読まれているみなさんも一度は「以前と違う」「何となく痛いな」と感じた経験はあるでしょう。

筋力不足が原因と考えている方の中には、パーソナルトレーニングを申し込まれる人もいます。
しかしその痛みは本当に筋肉を鍛えれば解決できるのでしょうか?

結論からお話すると、パーソナルトレーニングでは解決できない痛みがあります。

そこで今回はパーソナルトレーニングで「解決できる痛み」と「解決できない痛み」をまとめました。

 

痛みの種類

痛みには

①「骨、関節、筋肉」が原因の痛み
②「神経」が原因の痛み
③「ストレス」が原因の痛み

の3種類があります。

①は骨折や脱臼、関節の変形、筋肉の拘縮(固い状態)が原因。
②はヘルニアやすべり症など脊柱に問題があることがほとんどです。
③が原因の痛みは肩こりや腰痛、頭痛という形で現れます。

ただ、どれも痛みが出ることに変わりはありません。

パーソナルトレーニングで解決できるのは基本的に①の筋肉の拘縮のみです。
①②は医療機関、③は医療機関やカウンセリングで改善することができます。

 

解決できない痛み

50代以上の方から良くご相談をいただくのが、肩の痛み、腰痛、股関節の痛み、膝の痛みといった症状です。

肩の痛み・・・肩関節周囲炎(五十肩)、インピンジメント障害
腰痛・・・腰椎ヘルニア、脊柱管狭窄症、腰椎すべり症
股関節の痛み ・・変形性股関節症、大腿骨頸部骨折、
膝の痛み ・・・変形性膝関節症、半月板損傷、前十字靭帯損傷

整形外科的な痛みを上げるとこれだけの症状があります。

・痛みに痺れが伴う
・腫れている

この症状が出ていたら関節や骨、神経に問題が出ています。
筋肉が原因の痛みでないためパーソナルトレーニングで解決することができません。

すぐに医療機関を受診するようにしてください。

 

解決できる痛み

レントゲンやMRIで画像診断をしても問題がない。
ストレスを感じるようなことがない。

その場合は筋肉に問題があるかもしれません。

例えば筋肉が固いと血行が悪くなります。
血行が悪くなると体に老廃物がたまり、痛みが発生します。

一度痛みが発生すると筋肉が緊張し、その緊張が再び痛みを引き起こします。

この場合はストレッチや筋トレをすることが有効です。

 

その痛み、パーソナルトレーニングでは解決しません

先ほどもお伝えした通り、パーソナルトレーニングでできる痛みの改善は筋肉に原因がある時だけです。

「腰が痛い」
「膝が痛い」
「下半身が痺れる」

その症状は本当に筋肉だけの問題でしょうか?

以前プライベートで腿回りの痺れを相談されたことがありましたが、この場合は明らかに神経に問題があります。

その方には病院に行くことを強くお薦めしました。
もし脊柱周りに障害があれば手術や投薬の方が効果があります。

原因がわからない痛みはまず病院で診てもらうようにしましょう。

診察の結果、骨や関節、神経に問題がなかった。
お医者様から運動療法を勧められた。

その時にパーソナルトレーニングをお申し込みください。
できる限り、お力添えさせていただきます。

 

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