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鏡の前で手を組みゆううつな表情をする女性

 

西荻窪・千歳烏山のお腹痩せダイエット専門パーソナルトレーナー 小森祐史です。

 
「運動しなきゃいけないけど、ジムに行く時間がない」
「外に出るのは億劫だし・・・」
 
と思っているあなたは、頑張ってちょっと疲れているのかもしれません。
 
朝早く起きて家族の朝ごはんを用意して、子供のお弁当を作って、ご主人と子供を送り出す。
朝の仕事が終わったと思ったら、次は部屋の掃除と洗濯。
それが終われば、買い物。
 
夕方になってやっと自分の時間が取れても、もうクタクタ。
運動する気も起きず、少し休んでいるともうすぐ子供が帰ってくる時間。
 
本当は運動もしなきゃいけないことは分かっているけど、時間がない。
例え時間があっても、外に出るのが億劫ということもあるでしょう。
 
お母さんは毎日大変です。
家族のことを考えながら1日を過ごさなければいけないので。
体型や体重のことが気になっても運動する時間がありません。
 
では、毎日大変なお母さんがダイエットを始めるならどうすればいいのでしょうか。
3回にわたってその疑問にお答えします。
 
 

やはり体を動かさなければダイエットはできない

 

スポーツウェアを着た女性の下半身

 
 
改めてお話しすると、ダイエットをするのなら体を動かさなければいけません。
 
運動時間を増やして、食事習慣を中心に生活習慣を変える
これがダイエットの鉄則です。
 
どうしても「楽」「簡単」という言葉を見ると、飛びつきたくなるのはわかりますが、
腹筋ベルトやサプリメントを購入するのはちょっと待ちましょう。
 
体を動かさないダイエット法はダイエットではありません。
時間がなくても体は動かさなければいけないのです。
 
 

メッツという考え方

 
1エクササイズに相当する身体活動を表した表
引用:「厚生労働省 エクササイズガイド2006」
 
では、ジムにも行かずダイエットするならどうするか?
 
その際の参考になるのが『メッツ』という考え方です。
メッツとは「寝ている状態を1とした時、その身体活動が何倍にあたるかで表した単位」。
この場合の身体活動とは『日常で体を動かすこと(家事など)+スポーツなどの運動』を指します
 
例えば、
 
寝ている状態 1メッツ
歩行 3メッツ
軽い筋トレ 3メッツ
子供と遊ぶ 4メッツ 
水泳 8メッツ
 
と運動の内容がきつくなるほど、数字も大きくなります。
 
また、1時間あたりのメッツをエクササイズ(Ex)といい、厚生労働省は週あたり『23Ex』を肥満の予防として推奨しています。
 
 

メッツの考え方でダイエットしよう

 
掃除機をかけるロングスカートの女性
 
ジムで運動する時間がない人は日常で体を動かすのが一番です。
メッツの考え方でダイエットを始めましょう。
 
肥満の予防には23EX(うち4Exは運動)が推奨されています。
つまり、それくらいの身体活動であれば体重が増えることはありません。
それ以上であれば徐々に体重は落ちてきます。
 
例えば、
 
①身体活動
徒歩(ゆっくり)1時間(3Ex)×7日=21Ex
掃除15分(3~4Ex)×1/4×7日=5~7Ex
 
合計 26~28Ex
 
②運動
軽い膝の屈伸10分(4Ex)×1/6×7日=4.6
 
①+②=30~32Ex
 
まずは10分だけでも、体を動かす時間を増やすことがおススメです。
10分増えるだけでも、生活習慣病やガンになる確率が低くなることが分かっています。
 
徒歩は1時間連続で続ける必要はありませんし、家の中で移動する時間も徒歩に入ります。
自転車で移動する場合もほぼ同じメッツです。
 
次回はメッツを意識した運動方法についてご紹介します。