【吉祥寺・久我山】アサーティブフィットネス、パーソナルトレーナーの小森祐史です。
「人間関係」と「健康」は切っても切り離せません。
WHO(世界保健機関)は健康の基準を『病気ではないとか、弱っていないということではなく、肉体的にも、精神的にも、そして社会的にも、すべてが 満たされた状態にあること』と定めています。
人間関係が円満であれば、ぜひその関係を続けていただきたいのですが、もし関係が良くなければ今の状況は変える必要があります。
コミュニケーションがうまく取れないのは、お互いの性格を良く理解していないことが多くの原因。
逆に言うと、自分と周囲の人の性格を把握しておけばうまく関係が築けます。
心身の健康のために『コミュニケーション』というキーワードは欠かせません。
そこで今回はいつもと趣旨を変えて「温かい人間関係を築くコミュニケーション」についてお伝えします。
この記事は
・家族としばらく会話がない
・部下が自分の指示通りに動かない
・周囲の人とトラブルになることが多い
ことで悩んでいる方におすすめです。
他人と過去は変えられない
カナダの精神科医エリック・バーンは人の性格を5つの自我に分け、その人格を分析する方法を考案しました。
この『交流分析』と呼ばれる方法は、コミュニケーションの手段としてだけでなく様々な精神疾患の診断や治療として、また、個人・恋人・家族・グループへのセラピー手法としても使われています。
エリック・バーンの言葉に「他人と過去は変えられないが、自分と未来は変えられる」というものがあります。
「自分の態度を変えて、温かい人間関係を築く」のが交流分析の基本です。
では、"温かい人間関係を築く"交流分析とはどのようなものなのでしょうか?
交流分析の5つの自我
※画像はフィジカルトレーナー協会の講習会より引用
5つの自我はそれぞれこのような特徴があります。
CP(批判的な親) 良心や道徳観念、ルール・秩序を守ろうとする反面、他者否定的な態度をとる イメージは「頑固な父親」
NP(養育的な親) 親切で思いやりがあり、他者に対して肯定的な態度を取る イメージは「優しい母親」
A(大人) 論理的で合理的、能率を重視する 対人態度は公平であり、ギブアンドテイクで物事を処理する
FC(自由な子供) 自分の感情を自由に表現し、自己肯定的である。伸び伸びとした態度を取る
AC(適応・順応した子供) 自分の感情を抑え、状況を読み取って周囲に合わせた態度をとる。自己否定的である
あなたはどの自我が強いと自覚していますか?
次回は交流分析のテストをご紹介します。