久我山・吉祥寺の『運動が嫌いな40代女性』専門パーソナルトレーナーの小森祐史です。
「もし、運動を錠剤の中に詰め込んでしまえるならば、その錠剤は、この世の中で、最も広範囲に処方され、恩恵をもたらす薬となるだろう」
Robert N.Butler
ILC-USA(国際長寿センター・アメリカ)の理事長
読んでいると噛みそうなこの言葉をご存じでしょうか?
簡単にいってしまうと「運動は病気の予防に最も効果があります。」
ということです
「予防医学」という言葉をTVやラジオでよく聞きませんか?
ここ数年の研究で運動が「メタボリックシンドローム」、「がん」や「糖尿病」の予防だけでなく、うつ病の改善にも効果があることが明らかになっています。
生活習慣病を予防する運動の効果
厚生労働省ではメタボリックシンドロームの予防に
「ウォーキング・軽いジョギング・サイクリング・水泳」などの簡単な有酸素運動と
「スクワット」「腕立て伏せ」などの筋力トレーニング
を続けることを推奨しています。
また、仕事や日常生活で体を動かすことが多い人ほどがんになる確率が低く、
国立がん研究センターの「がん」の予防ガイドラインでも
「禁煙」「節酒」「食生活」「体重維持」と合わせて「運動」が明記されています。
特に18歳から64歳の人の身体活動については
「歩行またはそれと同等以上の強度の身体活動を毎日60分」
「息がはずみ、汗をかく程度の運動を毎週60分程度行う」
週1回の簡単な運動と週1回のすこしきつい運動を「がん」予防に推奨しています。
運動は生活習慣病の予防に万能であるといえるでしょう。
運動はこころの健康にも効果がある
生活習慣病と合わせて、社会問題となっているのが「こころの健康」です。
現代の日本は20歳以上の「4人に1人」が本気で自殺を考えるほど深刻な自殺大国であり、決して無視できる問題でありません。
そこでも運動の効果は期待されています。
数多くの研究で運動がうつ病や不安気分の改善に効果あることがわかっていて、
すでにイギリスの治療ガイドラインでは軽度のうつ病に対する治療方法の一つとして運動を推奨しています。
生活習慣病と違い、うつ病の治療に筋力トレーニングは必要ないと言われています。
簡単な有酸素運動でも改善効果があるのが特徴といえるでしょう。
少しでいいので、何か運動を始めてみましょう
運動がダイエットだけでなく、健康によいことはご理解いただけたでしょうか?
働けるのも家族と過ごせるのも健康があってこそ。
将来的にやってくる病気の予防に今から運動を始めることをお勧めします。
まずはウォーキングやジョギングでも構いません。
何かを始めて、ご自身の幸せを目指していきましょう!