久我山・吉祥寺の『運動が嫌いな40代女性』専門パーソナルトレーナーの小森祐史です。
「血糖値、内臓脂肪レベルが高いですね。運動しましょう!」と健康診断で言われ、「そんなに食べてゴロゴロしていると不健康よ!外で運動しなさい」と奥様に言われ、憂鬱な気分になっている方は多いと思います。
実はよくこういうお話しをお客様からよく聞きます(笑)
運動は健康にいいとは何となく思うんだけど・・・具体的に何がいいのかということをご存知の方はあまりいらっしゃらないでしょう。
皆様のやる気を引き出してあげるのがトレーナーの役目。
運動の効果をご説明しながら小言を言われないようにして差し上げます。
これを読めば、明日からちょっとだけ運動したくなりますよ♪
筋肉を増やすことで寝たきりを防ぐことができる
このブログで何度か登場している「ロコモティブシンドローム」
骨や筋肉が衰えてしまったことにより要介護の危険性が高まる状態です。
寝たきりになると脳梗塞や認知症になる確率も上がるので、本当に恐ろしい症状といえます。
厚生労働省は超高齢化社会に向けてこの「ロコモ」を防ぐ取り組みに力を入れていて、
その中でも一番力を入れているのが「運動」です。
なぜ、「ロコモ」の予防に運動なのか。
それは運動することで「筋肉」と「骨」どちらも鍛えることができるから。
人間の体は上半身に比べて、圧倒的に下半身の方が早く衰えます。
下半身の筋肉が弱くなると寝たきりになってしまうのです。
逆に寝たきりを防ぐ方法は下半身の運動を行うこと。
私がおすすめしたいのは「スクワット」と「階段上り」。
「スクワット」はトイレの中でもできるし、階段は仕事の通勤で使います。
階段を見つけたら積極的に階段を使うようにしてください。
がんやメタボを予防する運動の効果
運動にはがんやメタボを予防する効果があります。
国立がん研究センターの研究によると身体活動量が多い人ほど「がん」にかかる率が低くなるという結果がでました。
「がん」の種類別にみると男性では「結腸がん」「膵臓がん」「肝臓がん」。
女性では「胃がん」になる確率が低くなることがわかっています。
運動が「がん」のリスクを下げる理由として
・インスリンのはたらきが改善する(インスリンのはたらきが悪いと結腸がんになるリスクが上昇)
・活性酸素が作られるのを抑える
などが考えられますが、はっきりしたことはわかっていません。
また、メタボリックシンドロームの原因の内臓脂肪も定期的な運動で減らせます。
特にウォーキングや水泳、自転車等の有酸素運動は内臓脂肪を燃やす効果が大。
さらにバランスの良い食事を組み合わせることで糖尿病や脳梗塞、心筋梗塞などの怖い病気も予防することができます。
運動は万能の薬
簡単に(?)ではありますが運動の健康効果をご説明させていただきました。
少しは運動に対してやる気を出していただくことができたでしょうか?
最後になりますがここである言葉を引用してこの記事を終わりにしたいと思います。
『もし、運動を錠剤の中に詰め込んでしまえるならば、その錠剤は、この世の中で、最も広範囲に処方され、恩恵をもたらす薬となるだろう』
ロバート N バトラー(国際長寿センター・アメリカ 元理事長・最高責任者)
つまりは「健康のために運動しましょう」ということですね(笑)