【吉祥寺・久我山】アサーティブフィットネス、パーソナルトレーナーの小森祐史です。
パーソナルトレーナーがお客様からよく聞く悩みの第一位は、「運動が続かない」というもの。
もともと運動経験のない人が、運動習慣を身につけるのは"とても難しい"というのは私達も理解しています。
ですが、運動が嫌いな人の中でも「いやいや続けている人」と「続けられない人」がいます。
なぜ運動が嫌いな人でも運動が続くのでしょうか?
その理由についてこの記事で解説します。
40代女性の運動が続かない理由
人が行動を起こす時は2つの要素が必要です。
一つは動因、人が持つ欲求や願望。
もう一つは誘因、動因を叶える方法や手段です。
動因と誘因が合致した時のみ人は行動を起こします。
例えば、今のあなたは「コーラが飲みたい」という欲求を抱えているとします。
歩いているとコーラが購入できる自動販売機を見つけました。
その時、あなたはお金を入れてコーラを購入するはずです。
この場合「コーラが飲みたい」という動因に対し、「コーラが購入できる自動販売機」という誘因が提示されたことで、「お金を入れてコーラを購入する」という行動を起こしました。
「ダイエット」という動因では「運動方法や食事の取り方」が誘因になります。
そして動因は具体的にすることで成果がでます。
運動の続かない人の場合、動因が具体的ではありません。
「痩せたい」「体重を落としたい」だけでは不十分。
「8月までにSサイズのパンツが履けるように痩せたい」「6月の結婚式までに体重を5kg落としたい」など、期日や具体的な数字目標を入れるようにしましょう。
動因が具体的になれば誘因も具体的になります。
体重・体脂肪を変えたいのであれば、食事を見直し有酸素運動をします。
見た目を変えたいのであれば、筋力トレーニンを優先的に行う必要があるでしょう。
運動を続けるコツは50%
誘因は「50%の確率できる」メニューを選びましょう。
例えば、できる確率が
①ジョギング5km 週3回 0%
②ジョギング3km 週2回 50%
③ジョギング2km 週1回 100%
であるならば、この中で選ぶべきは②です。
パーソナルトレーニングを受けにくる方の運動メニューは、ハードルが高すぎたり、低すぎたりすることがあります。
そのような場合は「できるか、できないかギリギリのライン」のメニューにすると、運動が続けられるようになります。
もし運動が続かない方は今のメニューを見直しましょう。
楽すぎるものはハードルをあげ、キツすぎるものはハードルを下げます。
やる気のない人はいない
運動を始めようとしている人で、『やる気のない』人はいない、と私は思っています。
ご自身の中にダイエットを始めるための動因があり、行動を変えようと思っているわけですから、すでにやる気はあります。
あとは動因を叶える誘因を見つけるだけ。
『運動は嫌いだけどダイエットは頑張りたい』という方は、ぜひこちらの記事もお読みください。
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