マスクをした人たちが正面を見ている

 

久我山・吉祥寺の『運動が嫌いな40代女性』専門パーソナルトレーナー 小森祐史です。

 

4月4日に開催された『立川市主催 ジュニア育成新体操実技講習会』にて、子どもたちに体幹トレーニングの講習をしました。

体幹を鍛えることの重要性は皆さんご存知だと思いますが、実は正しい方法でできる方はそれほど多くありません。

 

インナーユニットとは?
腹横筋を常に意識するためには?

 

この講習会では”新体操の成績を上げる本当の体幹トレーニング”を子供たちにレクチャーしました。

今回は講習会の様子と合わせて、体幹トレーニングの重要性を改めてお伝えしたいと思います。

 

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子供たちに体幹トレーニングを教えることになったきっかけ

体育座りをする女性たちの前で話す男性

 

今回お話をいただいたのは立川市新体操連盟の皆様。

新体操をしている子供たちに「正しい体幹トレーニングをレクチャーしてほしい」というご依頼でした。

 

体幹トレーニングを正しく行うポイントは『動き』にあります。

 

「横隔膜」「腹横筋」「多裂筋」「骨盤底筋群」の文字と人の解剖図

 

インナーユニット(横隔膜・腹横筋・多裂筋・骨盤底筋群)と呼ばれる体幹の筋肉は、身体を曲げたり、反ったりすることで鍛えられるわけではありません。
お腹を凹ませる」「肛門を閉める」という繊細な動きでしか鍛えることができないのです。

 

そして子どもと大人では言葉の使い方・感じ方が違うので、専門用語を使っても正しい体の動かし方を伝えることはできません。

そこで実際に身体を動かしながらインナーユニットの使い方を覚えてもらう。
これが今回の講習会の目的でした。

 

 

新体操に体幹トレーニングが必要なわけ

足を持ち上げる数人の女性たち

新体操は手具を使いながら音楽に合わせてリズミカルな演技を行い、芸術性を競う競技です。
しなやかで洗練された美しい動きと、躍動感あふれるダイナミックな動きの中に絶妙な繊細さが合わさっています。

 

その動きを実現するには柔軟性と筋力、バランス力が必要であり、これは子供のうちからトレーニングを続けなければ身につきません。

そして柔軟性が高いことは競技上必要なことですがデメリットもあります。

 

それは関節や靭帯に負担がかかること。

実際、腰を大きく動かす10代の新体操選手は腰痛を抱えていることが多く、これが将来の健康に影響を及ぼすこともあるのです。

 

そこで必要なのが体幹トレーニング。

 

インナーユニットの一つ『腹横筋』は、脊柱の周りを取り囲む「コルセット」のような形をしています。
この天然のコルセットは身体を反ったり、丸めたりするときに関節や靭帯への負担を和らげるクッションの役割を果たしています。

 

つまり、腹横筋を鍛えることは競技を長く続けるためのキーポイントになるわけです。

 

また、腹横筋を鍛えると脊柱が安定するので姿勢が美しく見えます。
片足立ちになった時もバランスが良くなり、芸術性という面でもメリットがあります。

 

実際、体幹トレーニングを指導した結果「バランスが良くなった」「姿勢が良くなった」子供が今回の講習会では多く見られました。

 

 

子供も大人も体幹トレーニングは必要です

帽子をかぶった男の子と女性とボール

 

小学生~中学生は身体の使い方を学ぶ時期といわれています。

 

走り方やボールの投げ方、そこに体幹の使い方を覚えることで運動能力がさらに上がることは間違いありません。
子どものうちから、ぜひ体幹トレーニングに取り組んでほしいと思っています。

 

そして大人の方も体幹トレーニングは必要です。
インナーユニットは「姿勢」「呼吸」「排泄」と関係があり、この筋肉群が弱くなると日常生活の質が落ちます。

 

ただでさえ、このコロナ禍の中で身体の機能が衰えている人が多くなりました。
体幹トレーニングはお部屋の中でできますから、今この時期にぜひ取り組んでください。

 

長く続くテレワークの影響で「姿勢が悪くなった」「腰痛になった」という方におすすめです。
詳しい方法はこちらの記事をお読みください。

 

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普段大人に指導している私にとって、子どもたちがフィジカルトレーニングに取り組む姿はとても新鮮でした。

 

大人になってから身体の動かし方を学ぶ機会は少ないので、子どもの時からこういう機会がもっと増えるといいですよね。

今後も子ども向けの指導は積極的に取り組んでいきたいと思います。

 

最後になりましたが、立川市新体操連盟の皆様、フィジカルトレーナー協会の皆様、この度はご依頼をいただきありがとうございました。