久我山・吉祥寺の『運動が嫌いな40代女性』専門パーソナルトレーナー 小森祐史です。
最近、自分のトレーニングをしている時に良く感じることがあります。
それは「痩せる人」「痩せない人」には運動方法に特徴があるということ。
同じ時間を過ごすなら体に変化を出したいですよね。
ダイエットを成功させるには色々な要素が必要です。
こちらでも書きましたが、ただ運動すれば痩せるわけではありません。
この記事では「痩せる運動」「痩せない運動」の違いについてお伝えします。
痩せない運動・・・日常生活とキツさが変わらない
私がプライベートで通っているジムで見た光景をお話ししましょう。
ほぼ同じ時間に来られる会員の方がいました。
仮にAさん、Bさんとします。
二人ともダイエットのためにジムで1時間ほどトレーニングされているようでした。
Aさんは苦しそうな顔をしながらスクワットを続けていました
一方、Bさんは時々スマホを見て、トレーニングを中断しながらスクワットをしていました
それから3か月後、このお二人の体にどんな変化が出たと思いますか?
Aさんは明らかにウェスト周りがすっきりして、ウェアも一回り小さいものになっていました。
一方のBさんはあまり見た目が変わったように見えませんでした。
なぜ、3か月でこれだけ体の変化に差がでたのでしょうか?
それは、Aさんは「キツい運動」を続けていて、Bさんは「キツくない運動」を続けていたからです。
日常生活より負荷の高い運動をしないと筋肉はつきません。
これを「過負荷の原則」といいます。
例えば、普段500gのカバンを持っている人が、同じ重さのダンベルで腕のトレーニングしても筋肉はつきません。
その場合、1㎏のダンベルに持ち替えてトレーニングをした方が効果は出ます。
「運動を続けているのに体形が全然変わらない」と感じたら、運動内容を見返してみてください。
もし、今あなたが「キツくない」運動をずっと続けているとしたら、もったいないことをしているかもしれません。
痩せない運動・・・目的がわからないまま運動を続ける
目的を理解しながら運動することで体は変化します。
これを「自覚性(意識性)の原則」といいます。
この原則を無視して運動を続けても体は変わりません。
お恥ずかしいことにこれは過去の自分がそうでした。
ウェイトトレーニングを始めた21歳のころ、ただ人の見よう見まねでトレーニングを続けていました。
この時は原則を無視してトレーニングを続けていたため、体の変化が出なかったことを覚えています。
実はパーソナルトレーニングでも同じことを経験しています。
ある50代女性の場合、一つ一つのトレーニングの意味を理解しながらパーソナルトレーニングを受け続けてくださいました。
運動は嫌いな方でしたが6か月で12kgも体重を落とし、好きな服が着られたことを嬉しそうに話してくれました。
一方、なかなか体が変わらない方から相談をいただく場合、「ただ運動をしている」ケースが多いです。
目的がわからないまま運動を続けても体に変化は出ません。
計算式を解くのに法則があるように、ダイエットにも法則があります。
今の方法が正しいのか、是非考えながら運動を続けてみてくださいね。