【久我山・吉祥寺ダイエット】全てのパーソナルトレーナーに必要な「信頼関係を築く」力
この記事を読み終わるまで約3分
久我山・吉祥寺の『運動が嫌いな40代女性』専門パーソナルトレーナー 小森祐史です。
2019年2月14日、16日に研修会の講師を担当しました。
どちらもトレーナー、コーチ向けの内容だったのですが、その中では「メンタル」の大切さをお話しました。
「メンタル」というと
・相手の心を読む
・自己啓発的なもの
・洗脳
というスピリチュアルなものを想像されることが多いのですが、そうではありません。
「相手のことを一人の人として尊重し、向き合うこと」が「メンタル」です。
これだけではちょっとわかりづらいのでもう少し記事の中でお伝えしましょう。
この記事はこのような方におススメです。
・トレーニング指導が継続できない方
・これからパーソナルトレーナーを目指す方
・フィットネスクラブにお勤めの方
多くのパーソナルトレーナーが気付いていないこと
パーソナルトレーナーにとって必要なスキルはたくさんあります。
・筋肉・関節・骨など、解剖学の理解
・筋トレの方法
・ストレッチの方法
・有酸素運動の方法
では、これらの知識を身に着ければ現場で実際に指導できるかというと・・・
答えはNOです。
お客様からすれば、パーソナルトレーナーに知識や技術があるのは当たり前ですし、トレーナー側もそういった勉強は常に心がけています。
しかし、「知識や技術があること」と「良き指導者であること」はイコールではありません。
では筋トレや有酸素運動、ストレッチの指導技術以外にどのような能力が必要なのでしょうか?
全てのパーソナルトレーナーに必要なこと
全てのパーソナルトレーナーに必要なこと。
それは「信頼関係を築く」力です。
トレーニングで指導する相手は人間です。
ロボットではありません。
一人ひとり感情があり心があります。
特にパーソナルトレーニングを受けに来る方は大きな願望を持っています。
筋肉をつけて、体を柔らかくし、心臓を強くすることで叶えたいことがあるのです。
1人の人間として尊重しながらトレーニング指導をする必要があります。
ただ、筋肉がついて脂肪が落ちるトレーニングプログラムを組めばいいわけではありません。
パーソナルトレーニングは相手と信頼関係ができたうえで成り立つ
お恥ずかしい話ですが、短期間で指導が終わってしまったことがあります。
短期間で指導が終わるのは相手と信頼関係が築けていないから。
残念なことに多くのパーソナルトレーナーがそのことに気づけていません。
あなたが今持っている運動指導技術は相手がいてこそ成り立ちます。
今、お客様と信頼関係はできていますか?
ご不安があればぜひ一度「人」のことを勉強してみてください。
一般社団法人フィジカルトレーナー協会では、クライアントと「信頼関係」を築き、結果を出す「運動指導」の考え方をお伝えしています。
次回は3月23日のベーシック講習会(終了しました)
メンタルパートは私、小森祐史が担当します。
現場で結果を出したい方、これからパーソナルトレーナーを目指す方はぜひお越しください。
お客様の運動指導が続く考え方をお伝えします。
運動を続けているのに痩せない 単純だけど3つの大きな間違い
この記事を読み終わるまで約3分
西荻窪・千歳烏山『お腹瘦せダイエット』専門パーソナルトレーナーの小森祐史です。
「ジムに会費を払って、3か月も頑張ったのになぜお腹の浮き輪が落ちないの?」
と思ったことは一度や二度ではないでしょう。
「運動を続けているのに痩せない」という悩みは皆さん共通かと思います。
一方で同じ時期にダイエットを始めて、体が驚くほど変わった人もいます。
「運動を続けたら痩せた」という人と、「運動を続けているのに痩せない」という人がいるのはなぜでしょうか。
体質?
年齢?
性別?
いえいえ、このどれでもありません。
そこには単純な3つのミスがあります。
この記事では「運動しているのに痩せない方が間違えやすいこと」をまとめました。
こういう方におススメです。
運動を続けているのに全く痩せない方
運動方法を間違えている
運動しても痩せない方に多いのが「運動方法を間違えている」というものです。
「お腹周りを変えるために腹筋をしよう」という方は多いですが、実はこれが間違い。
お腹周りを落とすなら基礎代謝を上げなければいけません。
基礎代謝を上げるために鍛えるべきは大きな筋肉です。
実は腹筋は小さな筋肉なので、いくら鍛えてもそれほど基礎代謝は上がりません。
それよりも大きな筋肉が集中する「下半身」「背中」「胸」の3か所を鍛えるべき。
もし今ダイエットで成果が出ていないなら、パーソナルトレーナーに相談してトレーニングを見直すことをおススメします。
同じ運動を続けている
あなたは3か月前と同じトレーニングを続けていますか?
3か月前:スクワット20×3回 週1回
今:スクワット20×3回 週1回
もし今もトレーニングを同じ重さ・回数・頻度で続けていたら、要注意です。
筋肉が弱くなっているかもしれません。
トレーニングを続けるとその刺激になれてしまい、筋肉を使わないでも同じ動きができるようになります。
これは自転車に乗れなかった人が乗れるようになると、あまり力を使わないでも進めるようになるのと同じです。
トレーニングの原則に「漸進性」というものがあります。
「徐々にトレーニングの負荷を増やさないと筋肉は強くならない」という原則です。
この原則に沿っていないトレーニングを続けると筋肉は弱くなります。
同じ運動を続けることは、「効率よく体を動かせるようになる」ということではメリットがあります。
ですが「筋肉を強くする」ということではデメリットなので、ダイエットの結果は出てこないでしょう。
もし今現在3か月以上同じトレーニングを続けているなら、負荷を上げる必要があります。
負荷の上げ方は難しいので、その時はパーソナルトレーナーに相談するようにしてください。
食事のバランスが悪い
気を付けているつもりでもなかなかできていないのが食事バランス。
穀物(ご飯やパン、麵類)を除いて、同じものを1日に2回食べていたら要注意。
筋肉ではなく、お腹に脂肪をつける食事になっているかもしれません。
ダイエットのために食事をバランスよくとるなら、こちらのアプリがおススメです。
高齢者の方の低栄養を防ぐために作られたアプリですが、もちろん中高年の方のダイエットにも効果があります。
食事内容に不安があれば、アプリで見直してみましょう。
とても簡単に栄養チェックができます。
【久我山・吉祥寺ダイエット】プロテインは善か悪か問題
この記事を読み終わるまで約3分
久我山・吉祥寺の『運動が嫌いな40代女性』専門パーソナルトレーナー 小森祐史です。
先日、SNSを見ていたらプロテインのことが話題になっていました。
あるトレーナーがシニアのお客様にプロテインをすすめたところ、「ムキムキになりたいわけではない」とご家族の方が苦言を呈されたそうです。
「プロテインを悪者にしている」と、ほとんどの運動指導者がご家族の方に否定的な意見でした。
プロテインはタンパク質を粉末にしたものです。
水や牛乳に溶かして飲みます。
筋肉の材料ですから、確かに害があるわけではありません。
しかし、運動指導者の意見に私は違和感を覚えました。
プロテインだけがタンパク質をとる方法でしょうか?
そもそもシニアの方がプロテインを飲む必要はあるのでしょうか?
この記事はこのような方におススメです。
・健康に関心があるシニア世代の方
・シニア世代のご家族がいる方
シニアの方は栄養不足になりがち
「フレイル」「サルコペニア」
どちらも加齢・運動・栄養不足により筋肉が衰えてしまった状態をいいます。
これは生活機能全般が衰え、要介護になる一歩手前。
20代をピークに筋肉は徐々に落ちていきます。
一説には一年に1%筋肉が落ちるといわれていますが、予防できることは皆さんご存知でしょう。
私が気になっているのはシニアの方の栄養不足。
トレーニングの指導をしていると食事の量が少なく、栄養状態があまり良くないことが多いです。
40代の方は運動不足、60代以上の方は運動・栄養不足で筋肉が衰えている、というのが私の実感です。
食事で栄養不足を防ぐ
では、栄養不足を防ぐにはどうすればよいのでしょうか。
それは食事をバランスよく摂ることです。
定期的に運動して食事をバランスよく摂れば栄養は不足しません。
筋肉の衰えは防げます。
これは若いか高齢であるかは関係ありません。
タンパク質の場合、1日に必要な量は「体重1kgあたり1g」
体重60kgの人なら60gです。
体重60㎏の人は
豚肉150g → タンパク質20g
青魚150g → タンパク質20g
卵1個 → タンパク質6g
納豆1パック → タンパク質8g
牛乳コップ1杯 → タンパク質6g
を1日のうちに食べれば、プロテインを飲む必要はありません。
タンパク質以外の栄養ももちろん重要です。
これを続けていけば栄養不足は防げます。
ただ、高齢者の方はタンパク質を10~20gほど多めにとる必要がありますので
卵1個 → 2個
牛乳1杯 → 2杯
にするなどの工夫が必要です。
食事でタンパク質が取れない時に、プロテインという選択肢が出てきます。
水や牛乳でプロテインを20g溶かせば、そのままタンパク質が20~30g摂れます。
プロテインは善でも悪でもない
プロテインは善か?悪かの前に内容を考えて食事を摂るようにしてください。
そうすれば日常生活で困ることはないでしょう。
もちろん同時に運動も続けてください。
毎日、明るく元気に過ごすには運動を習慣にすることが大事です。
今回の話題は私も勉強になりました。
プロテインを飲んだ方がいいと思っている運動指導者の方
プロテインは体に良くないと思っている一般の方
どちらの意見にも私は賛同できませんでした。
運動指導者側は「食事でたんぱく質を摂る」という選択を用意するべきだし、一般の方は「健康のためにプロテインを飲む」という方法も知っておいてほしいと思います。
プロテインは善でも悪でもありません。
必要であれば飲めばいいし食事で栄養が摂れるるなら必要はないです。
この記事を読まれているシニア世代の方は、今後のためにもぜひ選択肢をたくさん用意しておいてください。